2008年6月 4日

怪物伝説 本田宗一郎としたたかな男たち



 もう、この本に出会って何年経つだろうか。色々な人間に読ませ、そして自分自身も何度となく読み返している。この本から得たものは少なくなく、時に自分の生き方を肯定してくれる。

 この本はかつて本田技研工業が運営するテクニランドに入社、鈴鹿サーキットのディスプレイデザインに携わった著者 稲垣謙治が、当時のホンダというブランドに関わり経験した出来事を誰もが理解しやすいスタイルで記述した書籍である。

 この書籍で扱われている内容は、一般的に知られているホンダと本田宗一郎、そして一般的には知られていないホンダの陰の立役者である藤沢武夫や、著者の周りで光を放っていた多くの人々が見せたリアルな振る舞いだ。一般的な経営書や指南書では小難しく書かれる彼らの行動も、この書籍では端的にそして理解しやすい描かれ方をしているのが特徴だ。本田宗一郎を通してホンダという企業に興味を持っている人間は必読の書と言えるだろう。半分ほどは本当に下らないエピソードだ、しかし、その下らないエピソードに隠れている何かを見つけることが出来れば、この書籍を本当に活用できると言えるだろう。

投稿者 ymkx : 2008年6月 4日 | コメント (0) | トラックバック

2008年5月 5日

社長の教科書(うらぼん)

 大して中身もチェックせずにタイトル買いしてしまったこともあり、タイトルと内容の差が激しくてびっくり。えっと、帯で「社長は今すぐ働くのをやめなさい! 成功法則なんか信じるな! 起業家必読」とか書かれているわけですが、この本を買っても何かアクションを起こそうと考えた社長さんは、さらに働く必要に駆られることでしょう。というのも、インターネットを活用して云々かんぬん的な本だからです。書いてあること自体はふつーの話しで間違っていないのですが、結局結論的にはプロを使ってインターネットを活用しないといけませんという展開です。

 まー、まともなプロを使うとそれなりにお金がかかるわけでして、この本を買ってインターネット関連をなんとかしなきゃと考える社長さんは、そのプロの優劣を判断することが困難で、結局はかなりの確率で外れ業者に当たって、痛い目に遭う可能性を孕んでいます。

 で、ホントにこの本に共感した社長さんなら、結局は著者に相談する展開になるのでしょうね。ちなみに、著者の実力は私ごときでは判断できません。最終章で取り上げられている自ら手がけた事例については1つも知りませんでした。

 というか、表2の同じ出版社から出されている本のタイトルをチェックしてたら買ってなかっただろうなぁ、、、。あと、「はじめに」の1ページ目からどうしても引っかかってしまう記述があって、また、『リスティングとは「メールアドレスを取る仕組み」という意味。』という一文がどうしても理解できません(リスティング by Tifana)。まー、対象読者は私なんかじゃ決してないから、どうでもいいですが。

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2008年4月16日

そんなんじゃクチコミしないよ。

 タイトルを一目見て、即買い。なんというか、クチコミマーケとかやってる人たちにとっては耳が痛い話題ばかり、クチコミ関連で宣伝を目論む担当者は必読の良書です。特に『「テレビCM崩壊」ってほんと』のくだりは自分も以前から感じていただけにとってもすっきりしました。あと、ペイパーポストって主流派は崩壊間近な気がするんですが(G先生のさじ加減次第)、ちゃんとした考え方を持った会社が生き残ってくれることを切に願いたくなりました。あ、昔のクライアントでペイパーポストであるキーワードに対してSEOしてたんだけど、今見たら結構表示順位が下がってた。なんか、対応が始まってるのかなぁG様。

 えーっと、ホントは色々感想を書きたいのですが、本全域に渡って参考になる話しばかりなので是非ともインターネットビジネスに絡む方は読んで頂きたい一冊です。

 ちなみに、著者の河野武さんは私と同じ大学で同学年、、、んー、大学時代は何やってた人なんだろ? と、思わず思うくらい興味深い方です。しかし、nifty→bk1→sixapartってすごい経歴だな、、、。ブログ(smashmedia)もかなりいけているのでRSSリーダに即答録しました。ああ、是非ともAMNの活動についてコメントしてもらいたい、、、。

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2008年1月28日

月20万円以下でできる! いい人が2倍集まる求人広告のワザ [書評]

 久々に書評なんぞ。求人サイトを創る上でその手の本を何冊か読んでおります。すげー、キャッチーなタイトルにそそのかされて買ってみました。


 が、びみょー。一言で言うなら、タイトルに書かれている数字の根拠は何処にも示されていません。帯に書かれてる「リクルートさん、ごめんんさい。本当の話を教えちゃいます。」って、全然リクルートが困らないような内容ばかりです。いや、むしろこの本に書いてあるようなことができないからリクルートを使ってるんですもん。でもって、まー、基本的な話ばかりですよね。後ろの方にインターネット関連での求人の話がいくつか書かれていますが、それ全部やったらいくらかかるのさ? ってのが、本業でWebを作ってるオレの意見。結局、手間をかければいい広告ができて、求人の応募もがっつり増える、かもねー、的な~、、、ふーっ。ちなみに、某社の新卒サイトやらも手がけておりますので、システムにどのくらいお金がかかるとかも知ってますからね。

 というわけで、ひどい書きようですがはじめて求人広告というか採用に携わる中小企業の担当者には、さらりと読めて陥りやすい罠(というか手抜き)が書かれていていい感じであることも事実。私のように、「既存の求人広告市場をぶっ壊すぜ」みたいなことを言っている人間にとっては知っていることだらけでかつほとんど役に立たない内容でした。

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2008年1月12日

まどろみの海へ ~ある尊厳死の記録~ 堀江誠二

 私はこの本を、本当に妙なきっかけで知った。たまたま、仕事の作業で書籍のことを知った(新○メルマガ原稿作成)。

 この本は、プロの構成作家である堀江誠二氏が末期癌を患い、その事実を知ってから自身の命を全うするまでの、貴重でかけがえのない事実と彼の考えていたことを記した書籍だ。この書籍を私が手にしたのは2006年11月。そう、自分にとって、自分が30歳代に入って最も重大な出来事を目の当たりにした直後だった。

 私は、そのとき魂が抜けてしまったような状況におかれていた。彼は、それほどの面識はなかったのだが、末期癌を患いながら、自らの経験を生かし、そして自らの命を引き延ばす。一見、不可能かと思われる行為を繰り広げる人間が、私が知る一人に加えて、もう一人いる事実に衝撃を隠すことはできなかったのだ。

 私が面と向かっていた人間は藤田憲一氏。そう、末期癌に冒されていたIT社長として、一時期メディアを賑わせていた人だ。でも、結局の所、2人とも癌に侵されそして亡くなってしまった、その癌という病気のために、、、。

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 私はこの2人のクリエイターからかけがえのないものを得ることができた。これまで、癌に冒された患者は如何に癌という障害に立ち向かうかが重要だった。しかしこの2人の選択は明らかに異なっていた。癌という未知の障害ですら、自らの好奇心と信念で自らの人生の素材にしてしまう。ある意味、これは衝撃的だったとも言えるなぁ。

 で、そんな堀江さんの本は読了した後も、幾度となく開いている。これだけ目を通していると、自分の脚色が付加されてくる、やーすごいものを残してくれましたこの人は。流石、超ベテラン構成作家。やっぱ、自分も何か残したいなぁ、、、。

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2007年8月23日

消えるサイト、生き残るサイト 「SEO11の戦術」で、絶対に生き残れ!

 『消えるサイト、生き残るサイト 「SEO11の戦術」で、絶対に生き残れ! 』というタイトルがイケイケですが、出版元の関係で読まざるを得なかったとか(んなこたない)。著者の会社のサイトを見ると、「Amazon総合1位」だそうです。あ、「だった」そうです。

 SEOがらみの書籍は数多ありますが、いわゆる初期のSEOバブル期みたいな「とにかくSEO、何でもSEO」っていう感じではなく、きっちり地道に、またSEOの手法次第では怖いこと盛りだくさんですよー、ということをきっちりと語っている書籍だと思います。具体的な手法にはそれほど突っ込んでいませんが、Webサイトでものを売っていたりリスト作りなんかを行っている会社で自社でWebサイトをメンテナンスしてる会社の担当者の方は、最低限知っておくべき知識が詰め込まれています。

 とは言っても、やはりSEOを素人がやるのは困難ですよ。結局の所、専門業者に依頼をすることが手っ取り早いのですが、選択してはいけない業者に関する情報が掲載されているのもポイントです。あと、かなり好感を持てたのはSEOに踊らされず、ユーザにとって有用なサイトを作るということが基本としていることですね。

 というわけで、SEOで頭を抱えてる担当者様にはお勧めの一冊です。あまり頭を抱えてない方とか、プロフェッショナルな方にはそこまでオススメはしませんが。

 どうでもいい話ですが、ちょっと書籍のタイトルと編集は考えた方がいいんじゃないかなぁ。タイトルは良いとしても、なんか読み進んでいってもキーワードみたいなのばっかでとっちらかっている印象があります。これは著者の問題じゃないでしょうけどね。

 SEOになってしまうので、著者のブログとか会社にはリンク貼らな~い(嫌らしい奴だ)。

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