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2008年12月 5日

14. 投稿型動画視聴におけるユーザ間リアルタイムコミュニケーション支援システムの提案 [セッション5: 分散システム]

カテゴリ:第1回 インターネットと運用技術シンポジウム(IOTS2008)


14. 投稿型動画視聴におけるユーザ間リアルタイムコミュニケーション支援システムの提案
○高野祐太郎・田島孝治・大島浩太・寺田松昭(農工大)

・投稿型動画サイト、youtube、ニコニコ動画
・これらの活性化には、ユーザー間交流が不可欠
・youtube、コメント
・ニコニコ動画、動画の各シーンに向けたコメント(字幕)

・既存の問題点
・リアルタイムコミュニケーション
・有益な動画の探索

・リアルタイムコミュニケーションを交えた共有動画同時市長システムの提案・思索
・コミュニティ形成による志向にあった動画の容易な発見
・同時視聴により会話が生まれるコメントなどの形でフィードバック
・製作意欲の増大、新たな動画の投稿
・循環による動画の質・量の向上

・提案システムイメージ
・直接動画サイトを見るのではなく、仮想的な視聴ルームに複数名のユーザーが集まり、そこから動画サイトを視聴する
・ふむふむ、なんか、サービス側の負荷軽減にもなるのかなぁ

・課題
・視聴者間の動画再生同期、参加者全員の一斉同期
・途中参加ユーザー、バッファリングが生じてしまった場合、ある参加者の個別同期
・バッファリング速度の差への対応が必要
・スケーラビリティの確保
・アクセス数増加に対応可能なネットワーク構成
・リアルタイムコミュニケーション方式の検討

・参加者全員の一斉同期
・バッファリング完了直後の再生開始同期
・同期サーバによる一括制御
・んー、この図ではストリーミングサーバの負荷は変わらないか、っていうか、同時視聴でかえって負荷向上?
・バッファリングを監視するのが同期サーバ

・ある参加者の個別同期
・視聴中ユーザの再生位置を同期サーバに通知して、その視聴位置に合わせて途中参加者の同期を行う、つまり途中から再生
・予測バッファリング時間の算出、これは難しい、、、現在はユーザの設定した回線速度から計算、これが適当&ベストエフォートなのでちょっと難しいかも
・1回のバッファリングで完了は難しいけど、秒単位のオーダーなら2回くらいで何とかなりそう

・アクセス数増加を考慮したネットワーク構成
・動画配信から独立した同期制御網
・分散配信された動画同期再生可能
・同期制御部分の負荷軽減

・リアルタイムコミュニケーション方式
・テキスト
・ニコニコ形式、動画表示領域と、コメント表示領域をかぶせる
・ユーザー毎に発言コメントが流れる高さを固定
・音声
・Skypeを使用

・動作デモ
・途中入室同期すばらしい
・が、スゲー、ネットワーク的に離れた場合のデモが見たい

・評価
・視聴ルームの親と他メンバの動画再生同期ずれ調査
・目標値:動画再生同期ずれが200ms以下

・評価実験
・実際にインターネットを介して、FTTHとADSLで接続全て別々の回線
・Skypeを接続した場合とそうでない場合
・一斉
・ADSLの人たちは若干同期ずれ、しかし最大で116msのずれ
・Skype接続については影響はほぼ内
・個別同期
・これは大きくずれる、7秒とか
・ちょっとプログラムの問題か回線の問題か謎
・1人、大きく遅れるユーザが居るが、それはユーザのマシンスペックが低いため

・今後の課題
・安定した同期再生、様々な通信環境への対応、クライアント端末自体の性能差を考慮、巨大な同期ずれ発生への対応・抑制
・同期ずれの縮小


Q.テキストコメント、同時に100人とかだとどうなるの?
A.想定最大同時ユーザは、最大8人です

Q.クライアント間での同期は行わない?
A.行わない、サーバクライアント間

Q.マシンスペックの問題、回線の問題を排除するためにLANに持って行く実験はした?
A.やってない
確かにそれはアリだと思う

Q.コミュニケーションの結果の活用は?
A.将来的にサービスにする場合はロギングしたい

Q.同期コミュニケーションとかだと、e-learningとかで似たような研究があるかも
A.参考にしたい



投稿者 ymkx : 2008年12月 5日 10:16 |