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2009年2月20日

仮想化環境の設計手法 ~プロのテクニック教えます~

カテゴリ:OSC 2009 Tokyo/Spring

担当:日本仮想化技術株式会社
講師:宮原 徹 (日本仮想化技術株式会社 代表取締役社長兼CEO)

・仮想化技術のエキスパート
・全てではなく、スポット的に

・仮想化マーケットが、ぶわーっと来るかと思ったら、、、
・不景気のあおりでシステムの予算自体が、、、
・自分たちの技術などを積極的に出していこう
・みんなで乗り切るぜ、この不況
・お互いの情報をちゃんと交換しませう

・仮想化によるコスト削減
・構築は簡単だけど、設計がだ大変
・やらなきゃいけないのは仮想化だけじゃない
・トータルのサーバ構築の技術・センスが必要

・プロのテクニックとは
・知ってるか知らないか
・仮想化に関しては、知ってる人が少ない
・プロを増やすことが仮想化マーケットを広げることに繋がる

・仮想化設計
・現時点での目的の多くは、既存環境の移行
・優先度的にはコスト、でもちゃんとしてれば下がる
・コストが高まる要因は、過剰なスペックを求めた部分
・きちんと設計していれば、過剰なスペックを求める必要はない
・残念ながら意志決定権を持ってる人たちは、この辺りのことに理解が乏しい
・だからこそ技術的に正しい方向を提示できるようにする必要がある
・適正な設計、足らなくなったら追加できるように

・仮想化マイグレーションプロセス
・普通のシステム構築の場合と同じ、ただ、マイグレーション先の検討・方法の検討などが加わる
・仮想化のメリットはいくつかあるけど、同時に全てのメリットを享受しようとしてはならぬ
・明確に一つの目標を達成する(多くても二つ)、その為に目標がぶれないようにする

・設計フェーズ
・論理設計→仮想化設計→物理設計
・仮想化→物理マッピング
・現時点での物理マシンのリソースから計算しちゃダメ
・ちゃんと計算すれば驚くほど物理マシンは減らせる
・ギリギリまで物理的なことは考えない

・コスト削減は、今までの見積もり法を変えなきゃいけない

・リソースプールは最低3台、冗長性を排除するなら1台でOK
・仮想マシンはリソースプール内のどこかで動いていると考える
・障害発生時はリソースプール内で相互にカバーする

・設計手順
・重要度及び負荷率をABCランク分け
・現場の感覚で構わないので、負荷をとりあえずつける、きっちりしたのは難しいからね
・マシングループ毎に仕分け
・グループ毎の要求リソース量を算出
・難しいのはI/O、これはきちんと取るべき、sarコマンドとかで
・CPUクロック数、メモリ量の積算値*60%
・ストレージはパスの帯域幅やディスク本数などで性能値が左右される、別途検討が必要

・ハードウェア選定のポイント
・メモリ量が仮想マシン収容力を大幅に左右、16GB↑
・高速なI/Oの装備が必須

・60%をやってると、異常発生時に性能劣化を考えなくてよい

・CPUよりもメモリの壁が先に立ちはだかる

・ブレードvsラックマウント
・4台以上ならブレードかも、最近はメモリを積める奴も増えてるし
・増加が予測される場合は、ラックはすぐにいっぱいに

・今後、ブレードへのHDDの搭載は減る方向に
・高クロックよりもコア数
・まず、1仮想CPUから始める、空回り・ロックは意外と落とし穴

・ネットワーク構成
・少なくとも2系統、4系統あれば
・ブレードはI/Oの追加が難しい
・(ebayで買うと安い、落札代行可能)

・I/O
・iSCSI、気軽でいいかも、ソフトウェアで実装できるし
・性能はFCだけど、コストが、、、

・NFS、意外と使える、特に更新系は
・検索に関してはメモリがpoorでもあり



投稿者 ymkx : 2009年2月20日 17:49 |