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2009年3月11日
Web応用
カテゴリ:情報処理学会第71回全国大会情報処理学会第71回全国大会
2009.3.11
立命館大学BKC
[Web応用]
座長 大平 雅雄(奈良先端大)
3X-1 実世界におけるユーザの位置や目的を考慮した自律的ブックマーク交換手法の提案
○伊東寛修,高田秀志(立命館大)
・偶発的な情報発見
・現在は、偶発的には発見できない情報が増加
・様々な情報機器間での情報流通
・街角メモリ、個人端末、街頭端末、携帯端末、ICカード
・ここでは携帯端末・PDA等を対象に
・携帯端末間における自律的ブックマーク交換と状況による整理
・一定時間以上Bluetoothの通信範囲にいるとき、公開ブックマークを保有しているユーザがいた場合、その情報を受信することが出来る、スケジュールや位置情報からブックマーク内にタグを自動付与
・交換したブックマークの、ユーザの状況に対する適合性と有用性はある程度の相関関係があることが分かった
・ただ、無関係なものもある
・そこで、ユーザの位置や目的を考慮したブックマーク交換
・集まったブックマークをランキングし、同じイベント参加者に対して提示
・ブックマーク、ユーザにとって役立つ情報が保存される、ユーザ本人のブログはWebサイトがある
・ユーザの興味や目的に沿ったブックマークが保持されている
・同じ目的を持ったユーザの集まり、似た興味を持っている、興味や目的に合ったブックマークが多く集まる
・多くの人が登録しているWebサイトほど集団の目的に近い
・同じ目的で集まったユーザ同士のブックマーク交換、位置や目的によるタグ
・予備調査、はてなブログとブックマークを利用し、同じイベントに参加した人達のブックマークを集計、Google Tech Toalに参加した12人
・課題、手法の具体化、検証方法の検討、実装検証実験
※内容としては面白いけど、実装が難しそうだな、是非ともはてなと組んでみてはどうだろうか
3X-2 コンテンツ管理システムにおける柔軟なグループ管理機構の開発
○小久保勇太,早川栄一(拓大)
・グループにおけるCMSの利用が有効
・既存のCMSの問題点、多様性を持つグループを扱うことが出来ない、権限周りの設定が出来ない
・多様性を持つグループの定義方法の確立、柔軟なグループ管理機構を開発
・グループを指向したCMS、グループ管理機構
・グループ管理機構、グループ、権限、柔軟なグループ管理(追加、権限)、専門的な知識を必要としない(Webインタフェース)
・Ajaxを使用
・グループ作成・再編成が柔軟
・矛盾発生をチェック
・グループ定義、多様なグループに対応する、
・グループ管理機構、MVC、モデルはプラグイン
・モデルはCMSに組み込むことが出来るプラグイン
・グループ定義ファイル、XML
・グループを指向したCMSの設計
・実装、Ruby on Rails、MySQL
・関連研究、SKIP、グループ同士が独立している、グループの柔軟な変更が不可
※知ってたか
・課題、寄り複雑な構成を持つグループへの対応、グループ管理機構をWebサービス化、Ruby on Rails以外への対応
※完全にグループが中心の話しになってるよね、これまでソフトの利用の仕方で対応しちゃっていたけど、柔軟すぎるとまとまらない気もしなくもない、実際の集団でも起きうる話しなんだと思うけど
3X-3 プログラミング講義のためのWebベース演習動向解析システム
○石井 優,井上亮文,星 徹(東京工科大)
・プログラミングの授業に特化した、授業支援システム
・講師1人に学生が200人
※実習じゃないよね?
・Webベース演習動向解析システム
・演習時の学生の行動を可視化
・授業資料中のソースのコピー、マウスの動作の停滞
・講義用のHTMLファイルにjsを埋め込む、マウスの動きをキャッチ
・デモ
※結局、付きっきりになる必要があるのでは、、、
・Webサービス、Webブラウザを通して利用
・特徴、導入コストが少ない、学生側への負担が少ない、学生の行動が把握できる
・運用実験、130名程度の学生、プログラミング基礎演習、学生には知らせず
・資料のURL、選択文字列、位置、時間、環境情報
・コピー漏れが分かる、問題点が事前に講師側に伝わる
・コピーする範囲で、理解できてるかどうかを把握できる
・解説のコピー、模範的行動をつかむ
・試験範囲のコピー、試験対策
・講師・学生に負担を課すことなく、授業改善
※やっぱ、講師の負担が増えるか減るか難しいところだな、でも、全く情報が無かったことを考えれば価値はあるだろう
※取ったデータから、ある程度、何が起きているのかを提示できるといいね(意見から)
3X-4 協調的創造活動支援のためのWebサービス構築方式
○井上剛志,小嶋弘行(広島工大)
・協調的知識業務支援へのWebサービスの適用
・関連業務情報の効率的収集支援、知識の蓄積・検索・共有、非定型業務への適用試作(今回は文献調査)
・創造活動支援サービスコンポーネント、GoogleによるWeb文書検索、Namazuによるローカル文書検索、Wikipediaによる辞書検索、RFIDを利用した紙検索、要約抽出システムPosumなど
・情報組織化共有システム、業務知識の表形式による検索機能、ローカル文書検索エンジン
・文書内用語の意味把握のための辞書機能
・これらのサービスコンポーネントをオブジェクト化
※うーぬ、一般的な話しが中心だなぁ、システム構成が特殊だったら面白いんだろうけど
・実装
※表形式ってクロス検索のことか
・GetSenによる文の要約、でも、連携というか自分でフォームから入力
・課題、RFIDタグ利用による紙文書情報の探索、必要なコンポーネントをユーザが任意に選ぶことが出来るように
※なんだろね、Webサービスの話しにウェイト置きすぎ、協調的創造活動支援についてもっと深くきりこんでもらいたい、というかそこをやらないと研究にならないのでは
3X-5 Webページの注目点共有による遠隔会話支援ツール「指差しチャット」の提案
○宮本翔平,下出裕也,桑原和宏(立命館大)
※ああ、これはイメージできるなぁ
・失語症者途の会話
・遠隔会話支援
・ビデオチャット(Skype)+コンテンツ
・指さしで出来るようにタッチパネルを
・会話の際の話題としてWebページを用いる
・失語症者にとって多くの情報提供は負担、必要な情報のみを提供したい
・指さしチャット、会話用のツールを容易に実装
・デモ
・動作の同期/非同期の切り替え、イベント一つ一つにおいて同期非同期を決める
・SyncElement、JSクラス、HTMLのエレメントに対してイベントを追加でき、その際に呼ばれる関数が両者で呼ばれ動作が同期
・会話用ツール「はい・いいえ」、選択肢、お絵かき、これもSyncElementで実装
・選択肢ツール、失語症者側からの意志表示
・実装、DWR、サーバプッシュの実装
・地図・動画など、SyncElemtntが利用しにくい場合、下位レイヤー(JS)経由で動作
・今後、実際に失語症者との会話実験を行う
※ブラウザ画面を同期できるってのは便利だなぁ
3X-6 利用者の行動支援を考慮した地域SNS連携マップの開発
○曽我和哉,窪田 諭,市川 尚(岩手県大),佐々木敬志(滝沢村),阿部昭博(岩手県大)
・地域SNSがコミュニケーションツールとして注目を浴びている
・地域SNSに地図機能は必須である
・有用性の課題、操作性の課題
・コミュニケーション活性化のため地図機能の連携
・行動エリアの設定、設定したエリアから効果的な情報収集、個人とNPOでそれぞれ設定
・操作性、より地図機能を利用しやすくする
・移植性の向上、特定のSNSに寄らない
・SNSエンジンに、行動エリア機能・位置棟高機能を乗っける、本システムのDBは分ける、Google MAP API
・行動エリア機能、よく利用する道を設定、よく利用する施設や店舗を設定、自宅設定、通勤通学先設定
・行動エリアの算出と情報抽出
・行動エリアのライン(矩形)、行動エリアのライン
・位置情報投稿機能、地図から直接投稿、コミュニティ毎の地図作成機能、日記からの投稿(日記に位置情報)、ポイントへのコメント(地図上のポイント)
・システム使用、OpenPNE2.12.0、PHP、MySQL、Google MAP API
・評価、岩手県滝沢村、42名の参加者を対象
・運用の役割、役割分担をユーザに対して行う
・67のポイントが投稿される、コミュニティ12、日記22、よく利用するポイント33
・子供を守る情報、初心者向け交流、イベント情報
・17名からアンケート回答
・有用性
・行動エリア機能、肯定的、投稿数が少なく検証は出来ていない、運用体制を明確にする投稿数増加
・位置情報投稿機能、肯定的意見が6割越え
・操作性、マニュアル・講習会の不備、行動エリアマップの画面を大きく表示する
・システム全体、感性
・移植性、OpenPNE2、OpenPNE3プラグイン、OpenSNP API、
・今後、滝沢村SNSとして本格運用
※使ってみたいかも
3X-7 異なる言語を用いる設計チームのための要求仕様定義支援システム
○脇屋 達(千葉工大),Moulin Claude,Wouters Laurent(Compie`gne University of technology),真部雄介,藤田 茂,菅原研次(千葉工大)
・非同期作業、時差の問題
・同期作業
・言語グリッドサービスを通して、チャット、Argo UMLを翻訳
・折り返し翻訳、原文から翻訳大賞の言語への翻訳、および翻訳された言語から原文の言語への翻訳、翻訳精度のチェック
・UML翻訳、ダイアグラム→分解→テキストの集合→翻訳→テキストの集合→組み立て→ダイアグラム
・UML内の翻訳ミスの発生、翻訳前にオントロジーフィルター→調整テキストの集合を加え、翻訳後の組み立て前にオントロジーによるチェックを行う
・課題、専門用語の共有(上記のオントロジーフィルターの実装)
※オントロジー構成とかは、こういった特定領域では効果が期待できそうだなぁ
3X-8 言語グリッドを用いた自治体窓口の多言語コミュニケーション支援システム
○ 黒澤久美(千葉工大),Wouters Laurent(Compie`gne University of technology),真部雄介(千葉工大),Moulin Claude(Compie`gne University of technology),菅原研次(千葉工大)
・自治体窓口での、外国人による問い合わせの増加
・自治体のWebサイトなどの翻訳
・Webページの他言語翻訳機能、他言語チャット機能、辞書連携による翻訳精度向上機能、翻訳キャッシュ、翻訳ハイライト
・言語グリッド、NICTと京大
・言語サービスでの翻訳と自治体用語辞書の適用
・問題点、大規模テキスト翻訳時における、言語グリッド処理の遅延・タイムアウト
・グリッド時間、システム時間、グリッド時間平均76秒偏差10秒(日英)、187秒偏差17秒(日仏)、グリッド時間が掛かってる、キャッシュの実装
・問題点、翻訳精度、翻訳されていない単語、WEB-Transer・J-Server、辞書連携による翻訳精度向上
・問題点、利用者の文化的な違い、意味的な違い、「住民票」フランスにはその概念がない、他言語チャット機能とハイライト機能で支援
※言語グリッドの翻訳精度がびみょーすぎる、ああ、精度追求じゃないんだねそのプロジェクトは
※辞書での性能改善も限界があるだろうなぁ
3X-9 ワイヤレス生体センサを用いたライフログの取得とWebシステムの提案
○田中雄士(武蔵工大),井上 豊,幸島明男,車谷浩一(産総研),諏訪敬祐(武蔵工大)
※これは面白そうだ、取られたくないけど(笑)
・人の行動をデジタル情報化して記録するライフログ
・1975年に提唱される
・医療診断・健康管理への応用
※ああ、そっちか、それは有用だ
・取得したログを有効利用するための工夫
・取得したライフログを公開するWebシステム、ワイヤレス生体センサの取得記録
・生体センサ、RF-ECG、心電位・3次元加速度・体温、CSV形式で取得
・それらのデータをPCでファイルをアップロード、BBSへ、ネットユーザが閲覧
・生体データの取得実験、基礎実験(施設内における基本的動作に対して)、応用実験(買い物目的で行動)
・センサの誤検知? 筋肉の動きを心電位として誤認している
・課題、計測とアップロードの同時処理、携帯端末でのシステム構築
※ああ、セキュリティ的な部分も考えてはいるのね
投稿者 ymkx : 2009年3月11日 16:40 |