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2010年4月 6日

iPad

カテゴリ:iPad

 4月5日に【iPad Landing in Japan】なるイベントに参加して、アメリカで発売されたばかりのiPadを見てきました。Castalia co.,ltd.Appetizer Japan というところが主催のイベントだったのですが、アメリカの発売と同時に6台のiPadを手に入れてそのまま日本に直行するという、もうなんだか凄い人たちですね、うんうん。

 そんな、【iPad Landing in Japan】ですが、諸般の事情で子連れ(2歳半)で参加しなくてはならない事態に、、、ちょっと場違い過ぎるなぁと思ったのですが、無事参加できました。しかも、子どもの分のドリンクもくれるだなんて、あーもーぉう、超サンキュー。
 会場は超満員! しかも、iPhone率、高っっ! で、ぎゅーぎゅーだったので、とりあえず前半の松村太郎(@taromatsumura)さんのオープニング等々は端っこで聞いてました、端っこ過ぎで何も見えなかったけどー。挙げ句の果てに、子どもがぐずり始めたので、お話すら聞けず会場外の階段をひたすら上り下りするという、子どもにありがちな行動につきあわされてしまいました。すまん、子どもにはつまらなさすぎるよなぁ、、、。
 と、外でそんなことをしていると、Talkが終了。6台のiPadが会場内で分散! 運良く、自分たちがいたそばにも来たので、早速のぞき込んでみます。

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 うわーー、本物だーーー、アメリカからの手持ち直輸入超GJ。ちょっと、てかってて何も見えないのですが、大きさの感覚がつかめると思います。で、面白かったのが、iPadには天地の感覚が固定されていないということ。要するに、縦横は自由自在に入れ替わるってことです。これ、意外と重要なことだと思う。なんだろなー、ちょっと傾けるだけで上下が入れ替わるって、ゲーム的というか今までの当たり前の感覚をぶっこわすよなぁ。あれ? 傾けるだけでなるのかな? こう、くるくると垂直方向に回すと縦横が入れ替わるんですよね。

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 で、電子書籍のビューワー(iBooksだっけ?)としてのパフォーマンスは凄いの一言。いかに今までの電子書籍のハードウェアが、ヒューマンインターフェイス的にだめだったのかを思い知らされました。いや、iPadがものすごく紙の書籍に近いとかそういうことじゃないんですよ。今までの電子書籍とか、PCで見ることができる独自フォーマットの電子書籍とかPDFの書籍って、なんだろなーちょっとビューアーを立ち上げるだけで、「ああ、なんでこんなビューアー(ハード)なんだろ、、、」とか微妙に後ろ向きになっちゃうんですよね、紙の書籍の方がいいなぁ、とか。
 でもね、iPadのそれは違うんですよ。重ねて書きますが、紙の書籍を超えてるとかじゃないんだけど、今まで本を読むときに少なからずあった期待感、どんなことが書かれてるんだろとか書籍におけるコンテンツの本質的な部分に対する期待感のことですが、それを損なわないことに加えて、iPadで見られることの期待感(キレイ・スムーズ・たくさん持てる)みたいな部分があるんですよ。なんか、従来の電子書籍のハードってマイナスの期待感しかなかったんですよね、なんだかうまく説明できませんが、、、。

 ただ、唯一のネック点は重さ。やっぱ、600g超えると片手で持ち続けるのは難しい気がしましたね。そのあたりは、今後のモデルでどんどん改善されるんだろうな。そのうち、「紙の本って重いよねぇ」とか言われる時代になったりして、、、。ちなみに、iPhoneのYouTubeで子どもを寝かしつけるのは予想以上に腕が疲れます、、、。

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 で、そのあたりとも通じる話なんだけど、iPadってどういうシーンで利用されるのかなって考え込んでしまいました。確かにアーリーアダプターな人たちはiPhoneの代わりというか並列的な存在として使う人もいるんだけど、大きな需要についてはそこじゃない気がするんですよね。
 子どもを連れて行ったからかもしれないけど、教科書なんかがiPadみたいなモノで実現できたらいろいろ便利だなぁ、と。電子黒板とか絶対にいらないよなぁ。
 あと、ゲーム需要、これは本気でかなりあると思います。そういう意味では任天堂とかソニーなんてホントに身構えているでしょうね。「ソニーなんて、おいおいウォークマンでさんざんやられたのに、今度はPS*までやられちまうのかYO!」、とか(ひでー)。ゲームはアプリの形で供給されると思いますが、そこについてはハードメーカーのみならずゲームソフトメーカーにとっても脅威でしょうね。言い方があれですが、インディーズ系ゲームメーカーがどんどん参入してきそう、、、。ただ、ある程度数が出てくると宣伝広告にお金がかけられるメーカーが有利になるのかもしれませんけどね。
 それともう一つ考えられるのが、ビジネスでの利用。流通系のPOSの一部(レジとかじゃなくて在庫管理とか)とか、絶対にiPadをベースに作った方が安くなるんじゃないの? タッチ系の端末ってほとんどがリースで原価がよく見えないのですが、そういうビジネス系のアプリを作ったりとか、いろいろ用途が広がりそうですよね。

 こうして考えるとiPadの凄いところってのはそのサイズが全てなのかもしれない。iPhoneだとちょっと操作系に習熟が必要な気がするんだけど、あのサイズなら年齢層の下の方と上の方にとってものすごく快適なヒューマンインタフェイスを提供できると思うんですよね、うん、やっぱそこですよ。でもって、WiFI&3G回線。ああ、F1のドライバーがピットで見てるモニターがいつの間にかiPadとかになってたりして、、、。

 というわけで、iPadを短時間ですがいじってみて考えたことです。ああ、早く日本でも発売されないかな。当然ですが、購入しますよ!

 あ、たぶん会場で最年少だったうちの子どもにインプレッションを聞いたところ、「おうちかえろ」とのことでした、、、ぎゃふん。

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投稿者 ymkx : 2010年4月 6日 17:31 |