2008年4月14日

【イノベーション型情報活用 -検索が個人力・企業力を強化する-】 at 日経ホール

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 というわけで、2008年4月14日に日経ホールで開催されたセミナー【イノベーション型情報活用 -検索が個人力・企業力を強化する-】 に参加してきました。

 が、結論から言いますと私にとって有用だったのは、一番最初のセッション「イノベーション型情報活用」のパネルディスカッション(って、全然ディスカッションになってなかったけど)の東京大学生産技術研究所の喜連川先生の話だけでした。や、周りのオッサンたちにとっては全部参考になるのかもしれないけど、っていうか、ピンと来てない人が多そうだった。

 で、その喜連川先生の話ですが、一昨年の言語処理学会のときの発表でも相当インパクトがありましたが、今回もあのとっても扱いにくい時間の中でパンチのある話が聞けました。とりあえず、喜連川先生の部分だけ抜粋。

・学から見て「わくわくするIT」(喜連川氏)
・Googleはガレージからじゃない、日本の文部科学省のようなものの中から出てきている
・大学→企業→ビジネス、ロングタームでビジネスとして成功してきた
・最近の激しいやつも、基礎的には長い時間をかけたバックボーンがある
・コンピュータサイエンス、Membershipは減ってきている
・先進的なWeb解析技術 Socio-Sense
・実社会の射影としてのウェブ、ウェブは社会のセンサー
・ウェブから実社会の何かを抜き出せるとすごいかも
・日本語ウェブアーカイブの構築
・ウェブの時系列分析
・ウェブ上の中に登場したものは、リアルでも登場したもの、当然と言えば当然だけど、ある意味抜けていたなぁ
・評判情報抽出による世論の分析
・ウェブ空間をコーパスとすると、色々違うものが見えてくる
・新語抽出、検索キーワードが辞書にないパターン
・情報爆発時代に向けた新しいIT基盤技術の研究、250人の研究者
・情報のランキングの危険性
・イノベーションプラットフォームの構築と共有、一つ一つの研究室にではなく、全体でデカイ予算を
・TSUBAKIもこの手のプロジェクト、形態素をちゃんと見る、でも遅い
・基礎研究もちゃんとね
・文部科学省の上に経済産業省のプロジェクトとか総務省のプロジェクトが乗っかってる

・Q.現在の検索インフラに足らないもの
・Q.その為には、日本はどうすべきか
・どうせわからない、でも、次は始まっている
・情報爆発、欲しいものが見つからない(ネガ)、情報爆発からの価値創出(ポジ)、こんだけたくさんの情報があるのだから何かが見つけ出せるのでは
・新たな情報提示
・アメリカはGoogle・IBMと共にプラットフォームを提供する、これ、日本もやれ

・Q.今の環境の中で企業は何をすべきか
・Facebook、myspaceと同じくらいのユーザのSNSがある
・開発者はCSの専門じゃない
・ルールがダイナミックに変化している
・産学連携、学の持ってるものを産業界がうまく使えるように、マッチングの問題、西海岸のようにもっといろ結びつけたい

・Q.結論的に、日本はイニシアチブを取れるか
・自動車はソフトウェアが走っているようなもの、じゃぁなんで検索ではGoogle一人勝ちなの? いやいや、Googleって検索技術は進んでない
・別に卑下する必要はない、勝てる部分で勝てばよい、パーソナル空間でのサーチとか結構いけてるはずだよ

 ちょっと抜粋じゃ意味が分からないカモですが、一般論を語りたがるネット系の人たちにはパンチの効いた話しでよかった。

 というわけで、喜連川先生万歳と言うことでした。

投稿者 ymkx : 2008年4月14日 18:33 |

【イノベーション型情報活用】 検索がビジネスを変える -先進的事例から-

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パネラー:安田氏(カカクコム)、天川谷氏(日本航空)、羽野氏(ブログウォッチャー)、西郷氏(ミサワホーム)
司会:関口氏(日経新聞)

・安田氏
・カカクコムの説明、昨年10周年を迎えた、グルメレビューとかフォートラベルとか8つのWebサイトを運営、全体で月間5億6千万PV程

・天川谷氏
・JAL Webサイト、2億PV/month、400万UU/month、男性35~49歳が25%
・JAL Webサイトの役割、集客・販売、宣伝・広報、コミュニケーション、ブランディング
・ホテル一括検索、楽天トラベルとかのOEMを8社横断検索
※最近予約したばかりなので、ちょっとホット
・国際線、最も安い運賃を検索結果に表示
・インターネットがリアルの業務をサポート
・プリ/ポストフライトのサポート
・JALが考えるこれからの検索、目指すところは企業の人格を感じさせるWebサイト、その為の手段として検索という技術を取り入れていく

・CGMと検索技術を生かした情報活用事例、羽野氏
・リクルート、電通、東京工業大学
・AISAS、のAIとSASの間に隔たりがある
・きっかけを与えることが出来るコンテンツが重要
・著者推定、体験談を抽出、評判情報のみの要約
・SHOOTI
・検索技術の活用方法はキーワード検索のみではない
・眠っている大量の情報リソースを活用

・西郷氏
・家を考え始めた人、商談中の人、建てた人
・顧客接点、理解を促進、接点を継続
・イメージ・サーチラボ、家に関するイメージのサンプル、好き度合いで複数の画像を好感度でマッピングすると、いい感じの家を表示してみたり
・ミサワ・デザイナーズオフィス、最も近いイメージを選択する、イメージに近い順でソート
・結果的に、既存商品サイト利用者の記名率が2倍に、一戸建て閲覧者の約2割が利用するコンテンツに
・はっきりとしていない指標(感性的なモノ)による検索を求めている
・グラフィックコミュニケーションをテーマに画像DBがあった、ユーザーは何も新商品画像だけを見たいわけではない
・イメージ検索の指標

・Q.ビジネスモデルで苦労した点
・安田氏、業界の壁、30万件から2000万件に商品点数が増えたことでの技術的なアプローチ
・天川谷氏、ビジネスモデルの転換、航空会社と旅行会社(代理店)の関係、JTBのホテルをWebで売る
・羽野氏、感性分析によってポジティブ・ネガティブがはっきりしてしまう、企業毎にそれをどのように理解してもらうか
・西郷氏、作り込みの点と社内的な点、まともに検索させると0件結果が多くなってしまうのでチューニング・閾値の設定が困難、新商品は検索結果の上位へという社内的な圧力

・Q.効果の程は?
・天川谷氏、店頭パンフレット・新聞広告の費用対効果に対する疑問、ネットでははっきりと出る
・羽野氏、コスト削減、プロvs素人

・Q.今後の課題、方向性
・羽野氏、CGMを使っているのでプライバシーの問題
・安田氏、家電中心から色々な商品に広げる手法について
・天川谷氏、お持てなしの心を持ったWebサイトをどのように創ってゆくか


投稿者 ymkx : 2008年4月14日 18:26 |

【イノベーション型情報活用】 インターネットが及ぼすビジネスイノベーション ~今こそ見直すべきインターネット戦略~

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石黒不二代氏、ネットイヤーグループ
・今まで日本の企業がやってこなかったマーケティングの大切さについて
・会社概要、大企業向けのWeb・マーケ関連のコンサル、クリエイティブ、ウェブソリューション、ウェブ運用
・いままでの売り方では、モノが売れなくなっている
・日本企業はマーケティングが手薄、インターネットの登場で全く異なるマーケティング手法が必要
・Dellのソーシャルメディアへの取り組み
・テレビCMの限界、HDDは約540億円分のCMをスキップ
・広告予算はここ数年変わっていない、しかし媒体変化は著しい、インターネットが著しく伸びている
・購買行動の変化、AIDMAモデルからAISASモデル(認知、興味、検索、購入、共有)へ
※んー、河野さんの本を読んだばかりだからなぁ、、、この共有Shareってのはそんなに必然的に発生はしてないと思うよ
・企業は複雑化する顧客接点を網羅的に捕らえたマーケティング戦略が必要
・新しいマーケティングでは、創る人・売る人と買う人・使う人の境目は無くなる
・マーケティング業務の全行程において、消費者を参加させるマーケティングが求められている
※むー、過激すぎ、そんなに都合よく行かないよ、、、結局、それでお金がSIPSみたいなところに流れてくることを望んでいるのだろうか???
・進化するウェブの役割
・第一世代、情報提供
・第二世代、ユーザビリティ、コンテンツ充実、ブランディング、プロモーション、販売
・第三世代、マーケティング戦略の中核
・今まで企業は自社メディアを持ったことがなかった、しかしWebは自社メディア、はじめて持った自社メディア
・他社メディアへの仕掛けも重要(旧来のメディアではなくSNSやらブログポータルやら)
・インターネットを中核に据えた、総合マーケティング活動、今こそマーケティングで企業価値を上げる
・システムとマーケティングの連携

投稿者 ymkx : 2008年4月14日 15:33 |

【イノベーション型情報活用】 オープニングセッション

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パネルディスカッション
パネラー:八尋氏(経済産業省、喜連川氏(東京大学生産技術研究所)、徳末氏(ファーストサーチ&トランスファ)
司会:関口氏(日本経済新聞)
・検索技術を中心とした、情報活用について

・イノベーション型情報活用に向けて(八尋氏)
・IT産業の伸びなど、中国・インドは伸びてる
・でも、日本は微妙、収益性がイマイチ、ソフトウェアをパッケージを使わないパターンが多いから
・ステージ的に上位のステージの会社が日本には少なく、韓国に抜かれるかも
・税制的な優遇策、2年間延長、使いやすさを優先させたい
・従業員20人以下の会社では、IT普及が全然ダメ
・中小企業向けSaaS活用基盤の整備とか
・小規模企業による電子申請とか
・グローバルスタンダード、仲間を作る
・組み込みソフトウェア
・ソフトウェアエンジニアリングの高度化
・同期を取る ーサービス/制度ー
・情報大航海プロジェクト
・著作権の制度改革の話し
・日本の著作権上の問題、これはホットだ
・米国を支える官主導研究開発、んー、米国は相当な金額を研究に投資しているそうだ
・CIAでさえセキュリティーに関わるベンチャー投資を、すげー

・学から見て「わくわくするIT」(喜連川氏)
・Googleはガレージからじゃない、日本の文部科学省のようなものの中から出てきている
・大学→企業→ビジネス、ロングタームでビジネスとして成功してきた
・最近の激しいやつも、基礎的には長い時間をかけたバックボーンがある
・コンピュータサイエンス、Membershipは減ってきている
・先進的なWeb解析技術 Socio-Sense
・実社会の射影としてのウェブ、ウェブは社会のセンサー
・ウェブから実社会の何かを抜き出せるとすごいかも
・日本語ウェブアーカイブの構築
・ウェブの時系列分析
・ウェブ上の中に登場したものは、リアルでも登場したもの、当然と言えば当然だけど、ある意味抜けていたなぁ
・評判情報抽出による世論の分析
・ウェブ空間をコーパスとすると、色々違うものが見えてくる
・新語抽出、検索キーワードが辞書にないパターン
・情報爆発時代に向けた新しいIT基盤技術の研究、250人の研究者
・情報のランキングの危険性
・イノベーションプラットフォームの構築と共有、一つ一つの研究室にではなく、全体でデカイ予算を
・TSUBAKIもこの手のプロジェクト、形態素をちゃんと見る、でも遅い
・基礎研究もちゃんとね
・文部科学省の上に経済産業省のプロジェクトとか総務省のプロジェクトが乗っかってる

・(徳末氏)
・会社紹介、ノルウェー発の企業サーチ(企業が使う、企業が顧客向けに)の研究等をやってる、大学・国策的な部分もあり
・全世界で700名、日本人研究者も20名ほど
・企業がなぜGoogleを使わないか、ブラックボックスvsホワイトボックス、説明できないものじゃダメ
・「情報の爆発」変革ドライバー
・2004年49EB、2000年3EB
・この爆発的な伸びは、進化じゃなくて突然変異
・情報がゼッタ、ヨッタの単位の辺りまで伸びるけど、その頃には人自体(人と情報との関わり合い)が変わってるかも
・ライフログ、生活に関わる全てを情報化すると人生3Tバイト、1日50M文字(原稿、10万枚以上)
・サーチ対象の広がり、携帯の音声解析

・Q.現在の検索インフラに足らないもの
・Q.その為には、日本はどうすべきか
・(八尋氏)
・んーと、よくわからん
・(喜連川氏)
・どうせわからない、でも、次は始まっている
・情報爆発、欲しいものが見つからない(ネガ)、情報爆発からの価値創出(ポジ)、こんだけたくさんの情報があるのだから何かが見つけ出せるのでは
・新たな情報提示
・アメリカはGoogle・IBMと共にプラットフォームを提供する、これ、日本もやれ
・(徳末氏)
・4Wエンティティー抽出、人・会社・日付・場所などを抽出することで検索キーワードに関連性の高い情報を抽出
・次に情緒的なものを定量化して抽出
・アイテムベースレコメンデーション(アイテム:アイテム)、パーソナライズドレコメンデーション(アイテム:ユーザ、ユーザプロファイルベース)、ソーシャルレコメンデーション(ユーザ:ユーザ:コミュニティメンバー間のレコメンデーションを実現)

・Q.今の環境の中で企業は何をすべきか
・(徳末氏)
・Web進化論のこちら側とあちら側、あちら側のものを使い始めなければならない
・(八尋氏)
・昔に比べるとチャレンジが減っている、色々な問題があるから止めておこう(コンプライアンス的、資金的)
・ITの領域では、それらのチャレンジが少ない
・(喜連川氏)
・Facebook、myspaceと同じくらいのユーザ
・開発者はCSの専門じゃない
・ルールがダイナミックに変化している
・産学連携、学の持ってるものを産業界がうまく使えるように、マッチングの問題、西海岸のようにもっといろ結びつけたい

・結論的、日本はイニシアチブを取れるか
・(八尋氏)
・組み込みの世界などでは、活発に行われている、ITS、組み込み家電など光が見えてきてるかも
・(徳末氏)
・日本が場を提供、日本人の枠を外すべき
・(喜連川氏)
・自動車はソフトウェアが走っているようなもの、じゃぁなんで検索ではGoogle一人勝ちなの? いやいや、Googleって検索技術は進んでない
・別に卑下する必要はない、勝てる部分で勝てばよい、パーソナル空間でのサーチとか結構いけてるはずだよ

投稿者 ymkx : 2008年4月14日 15:31 |

2007年7月27日

企業ブログ、次の1手を見つけるブログトラッキングの紹介とその活用例

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SESSION 6
[企業ブログ、次の1手を見つけるブログトラッキングの紹介とその活用例]
株式会社フィードフォース 代表取締役社長 塚田氏
・80社以上の企業にRSS関連ソリューションの提供をしている会社
・企業ブログとCGMの相性は良い、企業サイトとCGMとの相性は微妙だったのだが、企業ブログで考えてみるとコミュニケーションをしようと思えば積極的に関わることが可能
・企業ブログ活用の3要素、ネタ、手法、分析
・ネタと手法をつかってブログで発信しても、効果を解析しなくては意味が無い、ブログトラッキングはネタと手法の最適会を見つけ出すブログ効果測定ツール
・クチコミの効果測定、言及数、出現傾向、コメント・トラックバック数、発生したトラフィック数
・ブログトラッキングの特徴は、CGM経由のアクセスを自動集計、記事ごとに整理されたレポート、インフルエンサーがわかる
・CGMデータベースを持っている、CGM経由のアクセス比率がわかる、Feed経由、検索エンジン経由などもわかる
・影響力のある消費者「インフルエンサー」を見つけることが出来る
・便利な気がするけど、これっていったいいくらで使えるものなのだろうか?

投稿者 ymkx : 2007年7月27日 15:56 |

インフルエンサーブログプロモーション7つの勝ちパターン

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SESSION 5
[インフルエンサーブログプロモーション7つの勝ちパターン]
株式会社EA 代表取締役社長 松本氏
・なんだか都合がつかなくなって欠席とのことです

投稿者 ymkx : 2007年7月27日 15:33 |

ブロガーコミュニティ「エディタ」&「エディタコミュニティ」の広告への活用

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SESSION 4
[ブロガーコミュニティ「エディタ」&「エディタコミュニティ」の広告への活用]
株式会社バズマーケティング 代表取締役社長 瀧口氏
・セプテニーとアライドアーキテクツの合弁会社
・プランニングから効果測定までワンストップで提供
・CGM関連のサービス導入にはネガティブな印象が付きまとう
・現状としては、導入にハードルが高い
・限られたブロガーたちと付き合うのはどうだろう?
・ブログは玉石混交(ブロガーも玉石混交)
・ブログを利用したアグリげーションメディア(集約、マッシュアップとはちょっと違うよなぁ)は確実に増えている
・専門メディア、準専門メディア、[抜けてる]、個人メディア
・この抜けている部分のブログを集めたメディアがkuchicomi edita
・クチコミエディタでメディアを作るのは予想外に簡単
・ブロガーは自分のブログで参加する
・メディアコンセプトの決定、ブロガーを獲得、システムがコンテンツを自動収集、記事内容を確認、承認
・事例、オイシックス、HABA化粧品、ベンチャーパブリック
・うーん、これは面白いなぁ
・成功のポイント
・協力を仰ぐブロガーの質の担保、メディア力、コンテンツ比率、更新比率
・サイト運営者の編集力、ブロガーとのリレーション構築、企画力、コンテンツ選別力
・ブログに書かれている内容を自動的に解析し83カテゴリーに内容を分類、メディア力を可視化するサービスがコラブロ、こいつを使ってブログの属性を知ることが出来る、テキストの意味解析、ソーシャルブックマーク数、被リンク数、Feed登録者数、直近1ヶ月の更新数、ブログパーツなんだよね、こいつは
・各社、この手の解析サービスってのは持っているんだねぇ

投稿者 ymkx : 2007年7月27日 15:29 |

Web2.0時台のCGMマーケティング戦略

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SESSION 3
[Web2.0時台のCGMマーケティング戦略]
(株)CGMマーケティング 中谷氏
・デジタルガレージ51%、電通17%、CCI17%、ADK15%
・デジタルガレージのポータル・ブログ事業部門の中のCGM関連に特化した会社
・デジタルガレージGのCGM関連商品の開発、技術把握・ビジネススキーム構築、そして電通、CCI、ADKを通して販売してゆく

・CGMマーケティング戦略とは?
・ブログ、SNSを初めとする情報発信メディア(CGM)を顧客が手にしたことで、情報流通の主導権が企業から顧客へ移った。企業が主導するこれまでの流れとは異なるマーケティング戦略が必要
・CGMを成立させる3つの要素、Up-Loading(ユーザ地震が自主的に情報を作成・公開)、Share(アップロードされた情報をさらに共有)、Flat(全ての利用者が対等な関係)
・参加することの楽しさ、みんなが進める情報に価値がある
・AIDMAからAIDEESへ、旧来型マスマーケティングからCGM特有のマーケティングへ
・Attention、Interest、Desire、Experience、Enthusiasm、Share。そして、再びAttentionへ
・ピラミッドモデルからバタフライモデルへ

・CGMマーケティングのミッションとファンクション
・口コミモチベーションの換気
・口コミを流通させるための装置の提供
・口コミ波及効果を測定する基準と装置の提供

・カテゴリーCGM、価格.com、4travel.jp、tabelog.com
・ブログポータルCGM、Technorati JAPAN、PingKing(ソーシャルブックマーク)
・ブログプラットホーム、VOX(6A)

・CGMを活用した広告・プロモーション事例
・ブログ検索サイト Technorati、日本のアクティブなブログの約80%をカバーするブログ検索ポータル、ブログデータマーケティングリサーチ、コンテンツシンジケーション
・即時性の高いエントリを検索できる、タグ検索が出来る→タグ付けムズイ
・コンテンツ・シンジケーション、テクノラティの検索ランキングデータとブログ検索ボックスを提供、メディアのみならず企業にも提供
・ブログデータマーケティングリサーチ、CGMクチコミリサーチ、クチコミ出現数、クチコミ共起分析、クチコミ係り受け分析、ポジネガ分析、震源地分析

・CGMによるアドマーケットプレイス事業
・AD-Butterfly、ブロガーと広告主を結びつける広告媒介サイト
・ブログ評価システム、Technoratiの情報と、AD-Butterflyのデータを使って、ブログの基本情報を表示できる
・アドマーケットプレイスサービス、米国の3強サービスのうちの一つEtologyのサービスをベースとして使っている
・米国は期間売りが中心なのに対して日本ではimpression等で売る、そこが違うのでEtologyをカスタマイズしている
・他社との優位性、セールスに大手広告代理店が入っているブログに掲載される広告の品質確保、コラボレーション広告、配信広告を選ぶことが出来たりコメントがつけられる、米国では登録パブリッシャーが自分のブログのimpressionとclickの値段付けができる。現在は出来ないが、将来的にはそれらも実装する予定

投稿者 ymkx : 2007年7月27日 14:52 |

Agile Media Networkのサービスと利用例について

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SESSION 2
[Agile Media Networkのサービスと利用例について]
AMN 代表取締役社長 坂和氏
・2007/2に設立
・日本のαブロガーの営業代行会社
・情報発信者をどのようにかすのかがコアの事業
・機能やサービスなどがウリなのではなく、契約αブロガーとブログ、つまり人がウリ

・厳選されたブログだけをネットワークしメディアとして構成している
・23ブログで400万PVオーバー
・様々なフィールドの一線級で活躍
・国内のメディアへの出演・連載・寄稿
・書籍の執筆はパートナー合計で30冊以上

・主要コンテンツは、ITビジネス、最新技術動向、ワークスタイル・仕事術、メディア・広告・マーケティングなどの領域
・広告種類は、ラージバナー、BonB広告、キャンペーンブログ、イベント・セミナー、サンプルマーケティング(ブログパーツ等)
・BonB広告、AMNパートナーブログのサイドバーに、広告主のブログのRSS最新フィードとロゴを掲示、ブログではなくともFeedを出していればOKみたい
・3月末のアンケートの結果による読者の属性として、ブログやSNSを活用して情報を積極的に収集・発信している、読者の75%が6個以上のブログを購読、7割がブログを持っている

・広告出稿事例、松下電器、マイクロソフト、JR東海等

・正直、ここまでラージバナーのインプレッション単価が高い(1ヶ月、ローテーション、100万インプレッションで90万円)とは思わなかった、、、
・特にBonB広告なんて、ホントにちょっとのスペースなのに100万インプレッションで90万円だからなぁ、それだけパートナーのブログの品質、というかトラフィック品質に自信があるということなのだろうか
・でも、やっぱαブロガー全域で同じバナーが表示されるのはちょっと、、、
・ちなみに社長さんはちょっと冴えない感じ、、、

投稿者 ymkx : 2007年7月27日 14:11 |

FeedBurnerが提唱するフィードの効果的な活用方法

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SESSION 1
[FeedBurnerが提唱するフィードの効果的な活用方法] GMOアドネットワークス(株) 取締役 村井氏
・FeedBurner、米国シカゴが本社
・5カ国語対応、英語、スペイン、ポルトガル、ロシア、日本語
・2007年6月にGoogleに買収される、Googleがフィードビジネスに本腰を入れた証拠と考える
・GMO ANが日本は継続的にサポート

・Feedの説明云々
・Feed Burner(FB)はニュース、ポータル、ブログが出しているFeedをまとめ直したメディア(って、単に広告を入れただけの話なのだが)、100社以上の企業が利用中、世界では40万社が利用中
・既に2万ブロガーが既にFB登録済み、ネタフル、GIZMODO、芸能人のブログなども
・Feedに広告を差し込む
・12のカテゴリに分けて、広告を配信できるようにする予定
・顕在化してきた、企業と広告主の思惑の違い、Engagement(長期間にわたる関係を意味する)

・Web市場で何が起きているのか
・PVとUUが伸び悩んでいる
・一方、Feed購読者数は伸びている(当然です)
・50:一見さん/30:常連客(たまに)/20:常連客(定期的、頻度が高い)
・常連客のなかでも定期的に訪れるユーザを増やしたい、リピート率を高めたい
・Feedは即時性・告知性が高い
・告知要素の高いコンテンツと、リピート要素の高いコンテンツを配置

・Feed内に広告を差し込むことによって、通常のWeb Site等よりも実際の視点に近い場所に広告が表示される
・FBはFeedだけじゃなく、ブログエントリーにも広告を表示できる

・なぜ、FBを使う人たちが多いのか
・Feedを購読しやすい環境が整いつつある
・Feed Readerの機能向上、登録しやすい、使いやすい
・日本で260万フィードが購読されている
・FBはブロガー、法人パブリッシャーと購読者の間に入り、パブリッシャー側に便利な機能を提供
・Feedのアクセス解析機能、最適化(XMLの企画を変換)、集客支援(ウィジェット、ティッカー)、広告管理など、最も評価されているものはアクセス解析。購読者数、リーチ(Feed巡回した件数)、ビュー(記事を読んだかどうか)、クリックスルー(Webまで到達したのか)、リアルタイムで集計・分析、全UAをチェック、Feed ReaderからのアクセスなのかClowerのアクセスなのかなど、また、Web解析もできる
・マイブランド、FeedのURIをFBのものではなく、独自ドメインのサブドメインで配信可能
・Feed Ticker等
・Feed広告は自分自身で選択して広告を掲示する

・Feed Burnerが選ばれる理由
・オンラインレポートの充実
・マイブランド
・フィードティッカーなどの集客支援機能
・広告管理機能充実

・FBの広告はimpressionベースの課金

投稿者 ymkx : 2007年7月27日 14:08 |