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2008年4月 1日

『もろみの見た夢』 ASAHI SHOCHU LAB ブロガーイベント

カテゴリ:もろみの見た夢

 3月31日に行われた 「ASAHI SHOCHU LAB」ブロガーイベントに参加してきました。「もろみの見た夢」という焼酎の販売に併せたイベントだったのですが、ブロガーイベントだしちょっと呑ませてもらえる位に考えていたのですが、、、。

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 イベントに参加して、「もろみの見た夢」をのんでみて一言。これまで飲んだ焼酎としては、感じたことがない味わい、そして香り。ただ、ストレートでのんだ感じでは、好みで分かれちゃう可能性はあります。が、いや、しかし、のみ方次第ではかなり新しい焼酎像が形成されるのでは、そう確信しています。とにかく、色々なエレメントが複雑に絡み合ってる焼酎なのです。そのバックグラウンドとしてこの焼酎が生まれた過程について論理的な説明をしても、実体はイメージがつかないと思います。もう、ね、焼酎好きならこのASAHIの新たなるチャレンジを自分の舌と鼻で確かめるべきです。ニューウェイブとかneoとか、なんかそんな形容じゃなくって、元々焼酎が持ってた隠れた才能を引き出した、そんな感じの焼酎でしょうか。

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 と、いきなり興奮気味にインプレッションから書きましたが、イベントのレビューも。冒頭でも書いたとおり「もろみの見た夢」が飲めることはわかっていたのですが、どのくらい飲ませてもらえるのかとか色々思案を巡らせながら、会場に到着。会場は、浅草の隅田川沿いにあるASAHIの例のモニュメントの3F。えー、この建物って中にこんなものがあったのね。東京に来て11年くらいになりますが、この建物は畏敬の存在であり、ましてや中に入るものではないと思い込んでいました。そう、それは、まるで大仏の中に入るかの...。

 で、そのイベント会場に入って受付完了。とりあえず、トイレに入ったら、ちょっと文字にし難い葛藤感に苛まされること然り、的な空間でびびりました。っていうか、本当にここでいいの? みたいなー。
 トイレの興奮も醒めやらぬ中、会場に入ります。あ、いきなりdanさんを最前列に発見、でもってその奥には今回の目的のウチの一つだったブロガーのトミモトリエさんも発見ですよ。迷うことなく、最前列の2人の間に座り込みます。なんか、ブロガーイベントらしかなる雰囲気を醸し出しつつ、イベント開始の時間を迎えます。
 徳力さんのイントロに始まり、今日の趣旨説明。おお、ブロガー以外にもASAHI SHOCHU LABの会員の方もイベントに参加しているのね。お酒が絶対的に好きな人たちと、ブロガーの面々に囲まれイベントは始まったのでした。

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 まず、登場したのはアサヒビール(株)酒類本部マーケティング本部商品開発第二部の谷口さん。今回のイベントを開催するに至るまでの経緯、そう、ASAHIがなんでこんな実験的な行為を行うに至ったかなどを説明。お酒自体の話し、焼酎の話しなど、一般的な話題をレクチャー。ふむふむ、ビールでは一位のシェアを誇るアサヒビールですが、焼酎では4位のシェアなのね。3位がいいちこの三和酒類ってのはびっくり、そんなに売れてるのか、、、。甲類焼酎の売り上げを乙類焼酎が抜いたこともあり、社内で乙類焼酎の新たな商品開発が始まり、今回の商品の開発に至るわけです。でもって、それに併せてASAHI SHOCHU LABを公開、新たな焼酎の展開が始まったわけですね。

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 そして、その実験的な試みを披露する場所であるASAHI SHOCHU LABの説明。私もなりましたが
SHOCHU LAB MEMBERに登録すると、SHOCHU LABに関する情報やイベントへの参加、そして様々な形で焼酎造りに関わることが出来るかも的なものです。そういえば、イベントに参加していた方でこのSHOCHU LAB MEMBER枠の人たちは本当にお酒好きそうな感じだったもんなぁ。そうそう、MEMBERになると割引で商品が買えます、これ重要(5%引きだけど、、、)。

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 続いて登場したのが「もろみの見た夢」の開発を担当したアサヒビール(株)酒類研究開発本部酒類開発研究所総合酒類開発部の松木さん。ちょっと意外、いやちょっとどころか、いわゆる『焼酎』のイメージを覆るかの如く、かわいい女性の方が開発担当者でかなりびっくり。たぶん、みんなびっくり。そんな松木さんから、焼酎作りに関する一般知識をレクチャー、それと共に今回の「もろみの見た夢」が普通の焼酎と何が違うのかを丁寧に説明。『樽で寝かせる』、そのキーワード的に勝手に繊月たるみたいな琥珀の焼酎をイメージしちゃってましたが、蒸留前に寝かせてるので、当然無色透明の焼酎になるわけです。

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 松木さんは研究開発部門にいることもあり、アサヒビールの社員のイメージと言うよりは純粋に焼酎を研究して何かを創り上げているイメージが強かったです。クリエイターでもあり研究者でもあることから、この焼酎「もろみの見た夢」の肝でもあるもろみ熟成の部分の説明にはことさら熱が入っていました。そして、このプロジェクトは一旦ストップしてしまったこともあったようですが、密かに(?)試作を継続。結果的に試作品である程度の評価を得ることに成功。最初は2リットルの樽で熟成、後に250リットルの樽での熟成、と着々とプロジェクトは進み本日の試飲イベントに至ったのこと。んー、涙無くしては語れない、すばらしき焼酎物語だなぁ。

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 で、お二人のプレゼン終了後は早速試飲。いわゆるテイスティングの仕方のレクチャーを受けつつ、香りを楽しむ。んー、よく飲むクリアなタイプの香りとは全く違う、複雑な香り。そして、一口。んー、アルコール度数が30度あるとは思えない、さらりとした感覚。香り同様、いろいろな味が絡まり合っている感じ。ちょっと、しばらく飲んでいないので違うかもですが、雰囲気的には寿福絹子 武者返しがイメージできました。でも、これって麦焼酎なんだよなぁ。あれ? 米の方の武者返しに近いんだっけなぁ? ちょっと、入手して飲み比べてみたいです。あ、でも、それより明らかに「もろみの見た夢」は穏やかにまとまってる、ちょっと他の米焼酎とは比べられない感じですね。

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 その後、懇親会を兼ねていろいろな料理との食べ合わせを。そのときに、松木さんから色々お話を伺ったのですが、減圧蒸留の利点が興味深かった。減圧蒸留は沸点が低くなるので、蒸溜の際に加熱で損なわれる成分も残る。もろみでの熟成によって得られた成分との兼ね合いで、この味が生まれたんだねぇ、うんうん。そこまで理解して米焼酎を選んでいたわけではなかったので非常に勉強になりました。

 とりあえずイベントでは、ストレート、ロック、水割り、お湯割りを試してみました。個人的には水割り(氷をいれない)のがベスト。ロックは冷えすぎてちょっと、お湯割りはイメージしていたとおりでちょっといろいろ飛んじゃってる気がしました。なんか、水との組み合わせが色々ありそうですが、自宅で割り水して少し寝かしてから飲んでみたいと思いました。

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 料理との食べ合わせも一通り試してみました。松木さんオススメのホワイトチョコレートはベストマッチ。それ以外でいくと、湯葉オンリーとか冷製茶碗蒸しとの相性は最高ですね。なんだろ、あまり濃い料理よりはあっさり系の料理と合いそうな気がします。お寿司とかいいんじゃないですかね、日本酒代わりに出してくれる寿司屋さんがあったらうれしいかも。風味的には日本酒のそれを含んでいることもありますから、確実にイケると思います。写真は、用意されていたアンケート用紙。本当は星の数でマッチ度を書くだけなのですが、勝手に感想まで書いてみたり、、、。

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 大盛り上がりのイベントは盛況のまま、谷口さんと松木さんの〆の言葉で終了。本当にありがとうございました。
 そして、お土産として、まだ世に出ていない「もろみの見た夢」のボトル1本と、「もろみの見た夢」とマッチング最高なものとして亀十のどらやきまで付けて頂きました。うんうん、合うなぁ。

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 というわけで、提供された商品が商品だっただけに、今回は気合いを入れて望みましたが本当に満足度が極めて高いイベントでしたね。こんな機会をつくって頂いた、アサヒビールとAMNのスタッフ皆様本当にありがとうございました。また、アサヒビールの谷口さん、焼酎好きブロガーとして「もろみの見た夢」と「ASAHI SHOCHU LAB」を積極的に広めさせて頂きます。そして、この作品を創りだした松木さん、本当にありがとうございます、そしてご苦労様でした。って、まだ、始まったばかりですよー!

* 写真が、ビミョー。やっぱ、一眼レフを持ってくるべきだった、、、

ASAHI SHOCHU LAB
もろみの見た夢
アサヒビール
アジャイルメディア・ネットワーク(AMN)



投稿者 ymkx : 2008年4月 1日 11:54 |