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2008年12月 9日

メーカーには守るモノがある

カテゴリ:Formula 1
ウィリアムズ首脳、「まだF1から撤退するチーム続く」
アダム・パール/ウィリアムズチームCEO:われわれにはF1から撤退という選択はないということ。なぜなら、これはわれわれの『仕事』なのだから

 確かに、誰もがプライベーターであるウィリアムズの撤退を心配したはずだ。メインスポンサー格のRBSは経済危機対策として、イギリス政府から融資を受けるような状況であり、今すぐとは言わずとも近い将来安泰だとは言いがたい。

 ただ、ウィリアムズが他の自動車メーカー系のチームと決定的に違う点は、自動車メーカーにはF1以外にも守るものがあまりに多いのに対し、アダム・パールも語っているようにウィリアムズはモータースポーツが生業であり、ウィリアムズが最も守らなければならないモノは、自身のF1チームに他ならないからだ。

 これまでも、ウィリアムズはスポンサー絡みでチーム存続の危機を噂されたが、毎回その危機を乗り越えて今に至る。そういう意味では、他のチームに比べ圧倒的に今回の緊急事態に対して耐性があると言えるだろう。とはいえ、ウィリアムズも厳しいチーム運営状況であることに違いはないのだが、、、。

 正直、今参戦しているチームの中で撤退に極めてほど遠いのがウィリアムズであり、メーカー系チームの多くが撤退し、現在とは全く異なるF1GPとなったとしても、このチームは確実にF1に参戦し続けるのではないだろうか。



投稿者 ymkx : 2008年12月 9日 19:47 |