« 地域の元気と希望がいっぱい - 地域情報化:パソコンよりも人が大事 - | メイン | 京都アートフリーマーケット2009春 »

2009年3月 9日

第4回地域SNS全国フォーラム in 宇治

カテゴリ:第4回地域SNS全国フォーラム in 宇治

 3月7日から京都の宇治で行われていた『第4回地域SNS全国フォーラム in 宇治』に参加してきました。地域SNS全国フォーラムは第3回の佐賀に引き続きの参加です。

 参加したセッションのメモは以下の通り。

第4回地域SNS全国フォーラム in 宇治【開会公演】
分科会1「地域SNSの多様な個性、地域性」~地元地域SNSからの報告~
分科会2-2 「地域にお金をまわすには」
分科会3 「地域SNSの新展開」
地域の元気と希望がいっぱい - 地域情報化:パソコンよりも人が大事 -

 前回はいきなり激し目のセッションから始まったのに比べると、今回はそっち方面じゃない感じ。開会公でなんとなく地域SNSのキーマンが分かりました、これいままで謎だった部分だったのでちょっとすっきり。というか、総務省とかが如何に動いているかが、ちょっぴり分かりました。っていうか、ひょこむってそんなに参加者いるんですね、結構敷居が高いのに。

 で、分科会1「地域SNSの多様な個性、地域性」~地元地域SNSからの報告~、完全に事例紹介ですね。ただ、京滋地方にある地域SNSが4つ。成功しているものもあればそうじゃないものもありで、かなりぶっちゃけ話を聴くことが出来ました。滋賀の二つのSNSはどちらも市役所が主に動かしているということもあり、その特徴なんかがうかがえました、最大の難点は異動(笑)。しょうがないですよねー。あと、お茶っ人もけっこーたくさんの人が参加してるんだなぁ。っていうか、60人で運営って、、、。今回のイベントはお茶っ人が旗振り役ですが、とにかく参加スタッフの平均年齢が高い! 京都文教大学が会場だったので学生スタッフもたくさん参加していましたが、中心は明らかに年配の皆様。話は聞いていたのですが、実際にみなさんと話しをしてみるとびっくりしますね。
 コーディネーターの和崎さんとGLOCOMの庄司さんの突っ込みが的確で、ああ、もうちょっと二人の話を聞きたいなと思いました。うーん、やっぱ基本的な事例部分は別でやるとかした方がいいなぁ。

 そして、強制物産展参加(笑)を経て、分科会2です。この時間帯は4つの分科会に分かれて、「地域で取り組むエコな話し」、「地域にお金をまわすには」、「地域のほっとけないネット」、「できるだけ手間をかけない農業で経済を再構築できるか」。迷わず、分科会2-2「地域にお金をまわすには」を選択ですよ。
 これはよかった。そのSNSに参加していても、なかなか裏のお金の流れの部分までは分からないですからね。その点、この事例紹介はそのあたりの部分を赤裸々に(?)語ってくれて、本当に参考になりました。
 あみっぴぃの地域通貨だとか、新上五島町のECサイトだとかは難しいけど、みかんのSNS内の情報をうまい具合にコンテンツとして活かすというのはありだね。そう、常々思ってるんだけどSNS内のコンテンツって内部に留めておくのはもったいない部分でもあるからね、もちろんSNS内でしか閲覧できないってのが前提ではあるので調整は必要なんだろうけど。あと、岡山のスタコミの例。フリーペーパーの受注という形をそのまま狙うのは難しいんだけど、SNSとフリーペーパーがとても有機的に結びついてる、SNSの参加者をフリーパーパーに、また、その逆もありみたいな流れは習うところが多いですね。フリーペーパー的なものとの連携をやはり狙っていきたいなぁ(別の問題が発生しそうだけど)。
 こちらも、事例紹介でほとんど埋まってしまって、コメンターの先生お二人の話がほとんど聞けずじまい、ああ、やっぱ基本的な事例部分は分けてもらいたいなぁ。地域SNSポスターセッションとか。

 続いて初日最後のセッション、分科会3 「地域SNSの新展開」。新展開とかいう位なので、激しい話しになるのかと思ってましたが、そんなことはなく如何にも地域SNS的な、総務省とか行政が絡んでいるからこそと言ったような話しが多かったですね。
 だた、その中でも面白かったのが、最初にしていた地域SNS同士の連携の話し。OpenSNPでAPIを経由して、地域SNS同士を結びつける的な話し。運営者として地域SNSに興味がある立場としては、複数アカウントが云々的な問題を解決したくなるんだけど、それってヘビーユーザー向けの話しだよね。いち参加者として考えるとその辺の話しじゃなくって、如何に他の地域SNSの情報を取ってくるか(共有するのか)になってくるのかなぁって。このセッションで八戸のSNSが猛烈にホッキ貝を売りまくってる話しが合ったんだけど、それとか地域SNSで共有できる、つまり他の地域の物産みたいなものを地域SNS同士で販売し合うみたいなことが出来れば面白い気がする。なんか、そんな単純な話しばかりじゃないけど、行政とか観光系の人たちが関わっているからこそ出来るものが色々ありそうだよな。

 そして、押し押しで懇親会へ。大学の食堂を使っているので会場が広い広い、、、。ほとんどの参加者が、懇親会も参加していましたよ。大学の食堂なのに、ビアサーバを持ち込んでいたり、日本酒が並んでいたり、、、なんか、みんな飲むの好きだよなぁ。始まってすぐに日本酒とか飲んでるし、、、。懇親会でもお茶っ人パワー炸裂、団長が凄すぎました。
 そういえば、懇親会で名刺交換した方が、実は自宅がすぐそばだったとかわかったり、、、ああ、下北沢通過してるから誘っちゃえ誘っておこう。
 ちなみに、懇親会後もお茶っ人オススメで宿泊した宇治第一ホテルのお店で二次会、、、でも、ここではかなり濃い話が出来ました。Nikinikiのメイさんと色々話が出来たのは価値があったなぁ、凄い人だよホント。

 2日目、この日は地域SNSがらみのセッションは一つだけ、田中秀幸先生(楽楽さん)の講演「一緒にトークしょ~」"地域の元気と希望が一杯"。かなり、ゆるーい、というか地域SNSっていいものだよなぁ、といった感じのお話です。でもね、そうネットコミュニケーション学とか社会学とかそういう話しも有るんだけど、地域SNSってそれ以前の問題で参加していて「よかったなぁ」って思えることがたくさんあるということが重要なんですよ。
 まー、正直、うちのSNSに適用できる考えとは対極なんだろうけど、決めつけちゃわないでじっくりと考えていきたいと思います。

 というわけで、第4回地域SNS全国フォーラム in 宇治のお話しでした。

参考資料 e-コミュニティ形成支援



投稿者 ymkx : 2009年3月 9日 08:30 |