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2004年10月 4日
トラックバックされてお礼を言ってるのをよく見かけますが
それって違うんじゃないかと、思う今日この頃です。そんな、トラックバックの妙を考えてみたり。
えっと、あるblogがあってそこのエントリ(運営者によるblogへの書き込み)に対してトラックバックを行なうじゃないですか。そうすると、そのblogからトラックバックを行なったblogへのリンクが張られるわけですね。でも、一般的にはトラックバックを行なったblogからトラックバック対象のblogには自動的にリンクが張られるわけじゃないんですよね(あ、被トラバblogにもトラバ先のリンクを張るblogサービスもあるみたいですが、主流じゃないよね)。なんで、お礼を言うんだろうか。
なんか、すっごく純粋にトラックバックを解釈すると、自分のエントリへのトラックバックってのは自分の意見に対してコメントをくれてるって言う意味で「それはありがたい行為だ」ってな感じですよね。blogを運営している人からすると、ほかの人に見られてなんぼなはずなので、見る以上の行為であるところのトラックバックに対してお礼を言うのは全然おかしな行為じゃないのかーー。って、私も最初はお礼にコメントとかしてましたな。
でも、トラックバックの中には反論意見なのも出てきて、喧嘩になったりするじゃないですか、え? ならない? 私が特異なのかいな。じゃー、これですよ、明らかに関係のないトラックバックや宣伝的トラックバックとか来たらやっぱ嫌じゃないですか。自分のまじめなサイトとか、会社の公式的blogとかにエロサイトの広告とかからトラックバックされた日には、ありがとうなんて話じゃないですよね。あれ? そんなトラックバックにはお礼もコメントもしなくて、ソッコー削除でしたな。
うーん、じゃー、これはどうですかな。トラックバックしてきたblogが自分のblogよりも有名じゃない場合、自分のblogからそのトラックバックしてきたblogにアクセスが流れちゃうじゃないですか、売名行為ですよ。ん? でも、別に自分のblogのアクセス自体はあまり関係ないか。単純に、あからさまな売名行為は困るけど、一般的には売名云々なんてこと考えてなくって、単純に同じ話題についてエントリしてるからとか、そこに書かれてるエントリの内容に対して意見があってトラックバックしてるんだから関係ないか。
なんか、そんなに深く考えることじゃなくって、単純に自分のエントリに対して触れてくれたことに対するお礼の意味合いだけだよね。トラックバックしてきた相手にお礼を言うことは、全くもってして間違ってもいないし、おかしな行為でもないということか。それに、御礼のコメントとかをすれば逆にそのblogからアクセスが流れてくるんだから、それはそれで自分にとっては都合がよいのか。
ってな話を考えてわかったことは、blogをどんな考えて運営してるかってことですな。私のようなWebを仕事としててblogをなにかビジネスに結びつけちまえ、とか考えてる人からすると、人にトラックバックをしてアクセス数を誘引してくるのは+な思いがあるだけに、トラックバックされると-なんじゃないかって直感で思っちゃってたのかも。その直感は全くもってして、猛烈な勘違いでしたな。
あと、テクニカル的に考えると、トラックバックされることによって自分のblogからリンクが張られてSEO的に不利になる...なるのか? もし、そのエントリから自分の宣伝したい何かに対してリンクしてたりとかすると、そのサイトへのリンクポイントが減るのかもしれないけど、それってなんか一般的な話じゃないよねぇ。それならトラックバック拒否すればいいじゃんねぇ。でも、トラックバックを受け付けてないblogなんてblogとして人気が出るはずもないから、そんなサイトからのリンクなんてSEOを語るまでもないじゃんか。あー、でもこのSEOの話はもうちょっと深い話なのかも。
なんだか、自己完結型なエントリですが、ちょっとだけすっきりしたかも。でも、トラックバックに関してはまだまだ奥深い概念というか事象があるような気がするなぁ。
投稿者 ymkx : 2004年10月 4日 20:22