2009年3月 9日
第4回地域SNS全国フォーラム in 宇治
3月7日から京都の宇治で行われていた『第4回地域SNS全国フォーラム in 宇治』に参加してきました。地域SNS全国フォーラムは第3回の佐賀に引き続きの参加です。
参加したセッションのメモは以下の通り。
・第4回地域SNS全国フォーラム in 宇治【開会公演】
・分科会1「地域SNSの多様な個性、地域性」~地元地域SNSからの報告~
・分科会2-2 「地域にお金をまわすには」
・分科会3 「地域SNSの新展開」
・地域の元気と希望がいっぱい - 地域情報化:パソコンよりも人が大事 -
前回はいきなり激し目のセッションから始まったのに比べると、今回はそっち方面じゃない感じ。開会公でなんとなく地域SNSのキーマンが分かりました、これいままで謎だった部分だったのでちょっとすっきり。というか、総務省とかが如何に動いているかが、ちょっぴり分かりました。っていうか、ひょこむってそんなに参加者いるんですね、結構敷居が高いのに。
で、分科会1「地域SNSの多様な個性、地域性」~地元地域SNSからの報告~、完全に事例紹介ですね。ただ、京滋地方にある地域SNSが4つ。成功しているものもあればそうじゃないものもありで、かなりぶっちゃけ話を聴くことが出来ました。滋賀の二つのSNSはどちらも市役所が主に動かしているということもあり、その特徴なんかがうかがえました、最大の難点は異動(笑)。しょうがないですよねー。あと、お茶っ人もけっこーたくさんの人が参加してるんだなぁ。っていうか、60人で運営って、、、。今回のイベントはお茶っ人が旗振り役ですが、とにかく参加スタッフの平均年齢が高い! 京都文教大学が会場だったので学生スタッフもたくさん参加していましたが、中心は明らかに年配の皆様。話は聞いていたのですが、実際にみなさんと話しをしてみるとびっくりしますね。
コーディネーターの和崎さんとGLOCOMの庄司さんの突っ込みが的確で、ああ、もうちょっと二人の話を聞きたいなと思いました。うーん、やっぱ基本的な事例部分は別でやるとかした方がいいなぁ。
そして、強制物産展参加(笑)を経て、分科会2です。この時間帯は4つの分科会に分かれて、「地域で取り組むエコな話し」、「地域にお金をまわすには」、「地域のほっとけないネット」、「できるだけ手間をかけない農業で経済を再構築できるか」。迷わず、分科会2-2「地域にお金をまわすには」を選択ですよ。
これはよかった。そのSNSに参加していても、なかなか裏のお金の流れの部分までは分からないですからね。その点、この事例紹介はそのあたりの部分を赤裸々に(?)語ってくれて、本当に参考になりました。
あみっぴぃの地域通貨だとか、新上五島町のECサイトだとかは難しいけど、みかんのSNS内の情報をうまい具合にコンテンツとして活かすというのはありだね。そう、常々思ってるんだけどSNS内のコンテンツって内部に留めておくのはもったいない部分でもあるからね、もちろんSNS内でしか閲覧できないってのが前提ではあるので調整は必要なんだろうけど。あと、岡山のスタコミの例。フリーペーパーの受注という形をそのまま狙うのは難しいんだけど、SNSとフリーペーパーがとても有機的に結びついてる、SNSの参加者をフリーパーパーに、また、その逆もありみたいな流れは習うところが多いですね。フリーペーパー的なものとの連携をやはり狙っていきたいなぁ(別の問題が発生しそうだけど)。
こちらも、事例紹介でほとんど埋まってしまって、コメンターの先生お二人の話がほとんど聞けずじまい、ああ、やっぱ基本的な事例部分は分けてもらいたいなぁ。地域SNSポスターセッションとか。
続いて初日最後のセッション、分科会3 「地域SNSの新展開」。新展開とかいう位なので、激しい話しになるのかと思ってましたが、そんなことはなく如何にも地域SNS的な、総務省とか行政が絡んでいるからこそと言ったような話しが多かったですね。
だた、その中でも面白かったのが、最初にしていた地域SNS同士の連携の話し。OpenSNPでAPIを経由して、地域SNS同士を結びつける的な話し。運営者として地域SNSに興味がある立場としては、複数アカウントが云々的な問題を解決したくなるんだけど、それってヘビーユーザー向けの話しだよね。いち参加者として考えるとその辺の話しじゃなくって、如何に他の地域SNSの情報を取ってくるか(共有するのか)になってくるのかなぁって。このセッションで八戸のSNSが猛烈にホッキ貝を売りまくってる話しが合ったんだけど、それとか地域SNSで共有できる、つまり他の地域の物産みたいなものを地域SNS同士で販売し合うみたいなことが出来れば面白い気がする。なんか、そんな単純な話しばかりじゃないけど、行政とか観光系の人たちが関わっているからこそ出来るものが色々ありそうだよな。
そして、押し押しで懇親会へ。大学の食堂を使っているので会場が広い広い、、、。ほとんどの参加者が、懇親会も参加していましたよ。大学の食堂なのに、ビアサーバを持ち込んでいたり、日本酒が並んでいたり、、、なんか、みんな飲むの好きだよなぁ。始まってすぐに日本酒とか飲んでるし、、、。懇親会でもお茶っ人パワー炸裂、団長が凄すぎました。
そういえば、懇親会で名刺交換した方が、実は自宅がすぐそばだったとかわかったり、、、ああ、下北沢通過してるから誘っちゃえ誘っておこう。
ちなみに、懇親会後もお茶っ人オススメで宿泊した宇治第一ホテルのお店で二次会、、、でも、ここではかなり濃い話が出来ました。Nikinikiのメイさんと色々話が出来たのは価値があったなぁ、凄い人だよホント。
2日目、この日は地域SNSがらみのセッションは一つだけ、田中秀幸先生(楽楽さん)の講演「一緒にトークしょ~」"地域の元気と希望が一杯"。かなり、ゆるーい、というか地域SNSっていいものだよなぁ、といった感じのお話です。でもね、そうネットコミュニケーション学とか社会学とかそういう話しも有るんだけど、地域SNSってそれ以前の問題で参加していて「よかったなぁ」って思えることがたくさんあるということが重要なんですよ。
まー、正直、うちのSNSに適用できる考えとは対極なんだろうけど、決めつけちゃわないでじっくりと考えていきたいと思います。
というわけで、第4回地域SNS全国フォーラム in 宇治のお話しでした。
投稿者 ymkx : 2009年3月 9日 | コメント (0) | トラックバック |
2009年3月 8日
地域の元気と希望がいっぱい - 地域情報化:パソコンよりも人が大事 -
第4回地域SNS全国フォーラム in 宇治
2009年3月8日(日)
宇治市生涯学習センター
地域の元気と希望がいっぱい - 地域情報化:パソコンよりも人が大事 -
東京大学大学院情報学環
准教授 田中秀幸
・地域SNSやホーム・ページは、地域の元気と希望を、引き出せる道具
・3つのキーワード、人・気持ち・希望
・パソコン・インターネットは重要じゃない
・実社会での活動が重要
・人はお金で動くだけじゃなく、気持ちでも動く
・地域の皆さんの気持ちをやりとり
・自分たちの住む街をよくしたい想いは、多くの人に
・地域の課題解決へ
・お茶っ人の日記でのやりとり、感情表現を解析すると、喜びがダントツ
・怒りは意外と少ない
・嫌だは2番目に多いけど、やりとり的には喜び表現がかわされる
・どんな言葉が多く使われているか、「参加する」がサ変動詞では一番多い
・「参加する」と一緒に使われている言葉には、「楽しい」と「ありがとう」が多い
・地域SNSの日記のやりとりから見られること、楽しい話題や感謝の気持ちが多く、実社会での活動と結びついている可能性がある
・地域の元気や希望などのやりとり
・地域コミュニティと行政が一緒に課題解決に望みたい
NPO法人シビックメディア
専務理事 杉山幹夫
GLOCOM
講師・主任研究員 庄司昌彦
※ここからは3人で
・CM、イベント、観光とバリアフリー
・各地のSNSのいい話
・地域SNSの数、3年前全国で12コ
・最新の地域SNS数、401コ
・国外少なくとも18コ、もっと多い
・代表的な地域SNS50をピックアップしようと思ったけど、絞りきれない、、、
・VARRY、ベイリー、福岡、あんのうらさん
・大学と連携を図ったところ、参加者の平均年齢が下がった
・部活動、ネット上のコミュニティじゃなくて、リアルの活動として部活動、たとえばバスケットボール部だとか
・はまっち、横浜、杉浦さん
・麺の食べ歩きをしてるメンバー、実際に横浜のお店を回ってる、120本書いてる120回食べてる、ラーメンのみならずスパゲティとか
・ナポリタンは横浜が発祥、名古屋ではイタリアン、ナポリタンvsイタリアンの対決イベントをやってみたりオフ会で、TVKでCM流す、、、すごいな、15社が協賛、、、
・いろんな人と出会える
・実際のイベントは、キッチンを作って、参加者に投票してもらう
・ナポリタンが勝ったらしい
・NikiNiki、めいさん、鹿児島テレビのSNS
・ブログは腹が立つコメントが多い、なのでSNS
・SNSカフェ、というか居酒屋的だけど
・Nikiバンド、腕につけるバンド
・募金
・ニキラー(参加メンバー)の旦那さんが不慮の事故で亡くなった、保険金も出なくてみんなで募金をしようと、日本中のニキラーから現金書き留めが送られてきたり、で、何十万が集まった
・見えないからこそ出来ることもある、かっこいい人間関係
・はちみーつのメンバー、お母さん
・ガンで亡くなられていた、娘さんがその旨書き込みをしたところ、多くのコメントが集まった
・実際にうかがうことは出来なかったけど、多くの人が気持ちを伝えることが出来た
・悲しいことがあっても、何かしてあげられることが出来る
・お茶っ人
・お茶っ人アカペラ隊
・お茶っ人庵
・宇治福祉祭り、福祉関係者が中心だったけど、お茶っ人を通して多くの人が参加
・日帰り温泉コミュニティ
・日帰りがポイント、二十数名、コンスタントに7~8名、老々男女
・もりもりさん、東京の人なのに
・結婚話がお茶っ人で盛り上がって、色紙を送ってもらった
※実はこの人、うちと同じ町に住んでる、、、
・らんらんちゃん
・町で歩いてたら気軽に話しかけてもらえたり
・宇治市地球温暖化対策推進パートナーシップ会議
・SNSで環境の話し
・宇治市だけの取り組みじゃなく、いろんな地域と連携すべき
・お茶っ人、TAKEさん
・お茶っ人から世界へ、直線縫い
・食事介助のエプロン、市販のものは無機的、なのでスタッフが手作りでエプロンを作ってきた、機能的でおしゃれなエプロン
・で、みんなが色々作った
・もっと多くの人達に使ってもらいたい
・プロに参加してもらう、でも話しが進まないー
・結局自分でやってみた、かわいいものが出来た
・パターンを日記に公開
・みんなが作って、使ってもらえるように
・コミュニティ内で縫ってくれる人が登場、それをグループホームに贈った
・お茶っ人、コメントが大量
・巻物にしてみたら16m
・大阪の参加者が、お茶っ人のイベントに参加
・日頃人とふれ合うことが少なかったけど、SNSを通していろいろな出会いが
・実際に参加は出来ないけど、書き込みを巻物にしてイベントに持って行く
・擬似参加的な
・お茶っ人を通して、世代間での共同作業が、、SNSが共同作業場になってる
・ライブに参加したけど、上の世代の人達が応援しに来てくれた
・全国にたくさんのうれしい・たのしい事例がある
ショージさん
・「地域SNS」って名前が悪い
・道具としてのITだけではない
・人のつながりがある
・気持ちの共有が出来るもの、情報の共有だけじゃない
・IT苦手でも問題ない
タイラーさん
・自分で調べて情報発信する市民を増やす活動をやっていた
・ブログやSNSがある前から
・SNSじゃない、でもSNS的なものをやってる
・宇治を調べる課程でお茶っ人に参加
・お茶っ人で色々なことをフォローしてもらえた
・地域社会には、元気!嬉しい!楽しい!希望!が溢れている
・地域SNSやホーム・ページで、地域の元気と希望を引き出せる
・お茶っ人庵
・商店街に空き屋があったけど
・お茶っ人を通して、参加者を募り綺麗なお店に変えた
・お茶っ人、1700人、記念品贈呈
※すごい年配の方ばっかりなのにもりあがってるなぁ
※もうちょっとお茶っ人つかわないとねぇ
投稿者 ymkx : 2009年3月 8日 | コメント (0) | トラックバック |
2009年3月 7日
分科会3 「地域SNSの新展開」
分科会3 「地域SNSの新展開」
コーディネーター
井上 賀博(地方自治情報センター上席研究員)
コメンテーター
牧 慎太郎
報告者
宍粟市地域SNS「E-宍粟」寄川 靖宏
「eじゃん掛川」 早瀬 公夫
まつさか地域SNS「松阪ベルネット」近田 弘之
はちのへ地域SNS「はちみーつ」 日山 克之
・LASDEC地域SNSシステム
・色々な地域で実証実験
・安城市のあんみつ、3ヶ月で500人
・地域SNS間連携
・複数の地域SNS間で情報が連携できれば
・openSNPでAPIを実装、連携可能に
・ICTを活用した地域産業支援モデル
・そこで
・地域SNSの新展開
・地域SNSの立ち上げは地域活性化じゃない、地域サイトはただの空箱
・地域サイトの活性化が、地域への波及効果を生み出す原動力
・地域SNSとは、すぐに、なかよく、さけがのめる、良い人間関係を作るためのツール
・各地の事例を参考に
・宍粟、しそう、読めないわー、難読地名
・兵庫県、姫路と鳥取の中間、、、イメージできないちょっと
・95%が森林
・市町村合併市だそうです
・カーナビ連携、都市との交流、宍粟交流
・SNSは観光に使える、地域の活性化に使えると直感で想った
・宍粟の課題、林業、森林や自然を活かし観光面に力を入れる、地域住民が中心になって地域活性化
・カーナビ連携など地域SNSによる観光振興
・リアルな人脈をネットへ
・宍粟市商工会を中心に、市の商工観光課、しそう観光協会、兵庫県などと連携
・地域SNSとカーナビの連携、地域主体の観光情報の提供、コミュニティマップに書き込まれた情報を携帯電話経由で取り込んでカーナビに反映、GOLIRAでも出来るらしい
※そんなことができるのか
・都市との交流、宍粟ブランド、痛みの地域SNSモールで販売
・しいたけオーナー募集中、一本七千円いくらか
・商工会議所が中心になって地域SNSをやっている例は少ない
・eじゃん掛川
・掛川市、住民115,549人、生涯学習都市宣言、お茶の生産日本一、だった今は2番手
・掛川市の地域コミュニティ活動 市民総代会、公民の教科書で取り上げられていたり
・そんな市民からの要望で、電子地区集会がひらけないか? と要望
・平成14年から、電子市政フォーラム、電子市民総代会、電子地区集会などの検討を開始
・平成17年6月、総務省の実証実験、18年に参加
・行政主体のコミュニティ(市民差何画による計画策定)、みんなでつくろう!「地球との約束」
・地球温暖化対策地域推進計画についての電子アンケート、集まった
・交通防災課 災害コミュニティ 安全・安心コミュニティ、災害時には災害モードに切り替わる、不審者情報の発信、携帯電話からアクセス可能
・農業特派員情報コミュニティ
・気をつけたい交差点や道路コミュニティ
・地域SNSは行政が使うべき、パブ米以上に市民からの良質な意見が獲られる、アンケートが簡単にできる、登録・アクセス・利用促進
・市民の幸せの拡大に向けて
・行政の市民参加のモデルケース
・パブリックコメントよりも良質な意見を集められる、通常のパブリックコメントは施策により不利益を受けるモノのコメントが多い、一方、SNSでは建設的な意見を中心に集められる
・行政が中心になると、担当者の変更問題が発生
・いち地域の住民としてまわさないと
・松阪ベルネット
・松阪牛、伊勢茶
・市町村合併でひろくなったー
・2007年12月に誕生、助成金にて
・地域の情報がほとんど
・コミュニティ紹介
・お父さんのための健康講座、職員が立ち上げ、仕事と言うよりはいち参加者として、保健師
・手作り倶楽部、コミュニティで知り合った仲間が月替わり講習会
・自治体総合フェアで、会員がPRのCMを作ってくれた
・日記のコメントが入ったポスター
・オフ会イベント、街道ウォーク
・まつさか地域情報化フォーラム、地域SNSと創作紙芝居のコラボレーション
・"まちづくり"のための"ひとづくり"事業と連携
・みんなと一緒に輝くための"場所づくり"を応援
・今後の展開、ライター・ディレクターの養成、チャレンジショップ・コミュニティカフェ
・地域SNSの平均年齢は40歳代、mixi等は20歳代
・子育てを終えた、退職された方が参加
・自分たちの地域のことを愛する想い、それが必要
・はちみーつ、八戸
・はちのへを耕す物語
・「地域が支える農業」をイメージ
・地縁、血縁、学縁、知縁ではなくネット会話でコミュニティを作る
・コミュニティが地域産業を支援する
・アイデンティティを持って商品を扱う
・他地域との連携、
・かなりレアケース、主催者のがんばりが尋常じゃないね
・ホッキ貝
・他地域とのコラボが激しい
・地域に想いを持った人
・その想いを持った地域をつなげる
・価値を理解してくれた人にものを売る、薄利多売とは逆の考え方
※んー、地域SNSの新展開? だったのか? 狭義の意味ではそうなのかもしれないけど
※とにかく、行政ベースの事例ばかりなので、そっち系の話しが多い、というか、やっぱうちのSNSはレアケースだよこれもまた
投稿者 ymkx : 2009年3月 7日 | コメント (0) | トラックバック |
分科会2-2 「地域にお金をまわすには」
分科会2-2 「地域にお金をまわすには」
コーディネーター
虎岩 雅明(NPO法人TRYWARP代表理事)
コメンテータ
久保 貞也(摂南大学准教授)
湖中 真哉(静岡県立大学准教授)
報告者
西千葉コミュニケーションサイト「あみっぴぃ」 海保 眞
新上五島町コミュニケーションポータルサイト「みっか」 竹内 和朗
みかん(みんなのかわらばん) 上仲 輝幸
岡山のコミュニケーションサイト「スタコミ」 ムラカミ ヨシコ
・参加者たくさんだ
・事例紹介と実際のお金周りの話し
・虎岩さんの自己紹介から
・紀伊民報、上仲さん
・アミーゴジャパン、介護事業・歯科医院など運営、海保さん
・新上五島町、竹内さん
・デザイナー、会社社長、ムラカミさん
・摂南大学経営情報学部、久保先生
・静岡県立大学、文化人類学、清水の地域通貨、湖中先生
・みんなのかわらばん、みかん
・和歌山県田辺市、紀伊民報マルチメディア事業部、新聞社、人口8万人
・2008年5月開設
・1750人、コミュニティ255、平均フレンド5.33人、500,000アクセス(過去3ヶ月平均)
・バーチャルタウン、地域SNS「みかん」、ニュースサイト「AGARA」、地域生活情報「KiiLife」
・KiiLifeへの出店料3150~16500円
・SNSを利用してWebサイト制作
・カスタマイズで外部サイトと連動
・文部科学省の「地域SNSNを活用した家庭教育支援に関わる調査」
・OpenPNEを利用
・SNSのイベント掲示板を利用したイベントカレンダー
・SNSのオープンサイト「和歌山スポーツ」
・クロスメディアでの活用事例
・忘・新年会特集、書き込みを新聞紙面・フリーペーパー・Web、広告ですな
・KiiLifeは出店料を徴収、SNSの書き込みを連動
・オープンサイト「同窓会・OB会」と紙メディアの連動
・同窓会のお知らせを新聞に、、、しかも、よくあるんだ
・フリーペーパーKiiLife+とSNSの連動、運営資金は十分得られている
・SNSのデータを利用したWebサイト制作、ASPで制作費99,750円~、月額4720円~
※ホントに新聞社か?? なんというか、規模は大きくないんだけど、ものすごく成功してるモデルなんじゃないか??
・今後の展開、会員カード・名刺を作成、ニュースサイトAGARA「災害サイト」、SNSの日記を公開サイトに掲載
・海保さん
・美容師だから、立たないと話せない、、、
・あみっぴぃのユーザとして、誕生裏話、誕生するまで
・地域通貨ピーナツクラブに入会、商店街の会長として
・地域通貨で地域活性化
・商店会で話し合い、検討会、商店会全員が反対、、、商店会ではやらないことに、個人的に参加
・地域通貨に参加して2/14で丸10年、色々なことが起きた
・地域通貨とSNSは似ている
・地域通貨はタダ(?)、人がどんどんつながる
・アミーゴ(人)と握手をする、これはリアルでないと出来ない
・でも、いつもリアルであっている訳じゃない
・会わない間をどうしたらいいんだろう?
・そんなときに虎岩さんと出会う、虎岩さんが事務所を出来る限り無料で借りたいとか言いだして、いろいろ思案、
・ああ、そういう意味か地域通貨、何かをやることによって発生する報酬か、マクロ的なバランスが難しそう
・虎岩さんと繋がって以降、パソコンなどを利用し始める、mixiを知って、それをあみっぴぃという形でリアルの間を埋めることに成功
・あみっぴぃとピーナッツは連動
・新上五島町、竹内さん
・長崎市の西、五島列島の北の方、長崎港まで77km、佐世保まで60km
・古くから大陸交流の基点
・人口流出が続いている、現在2万4千
・みっか、ポータルサイト、町民ブログ、観光情報など、小中学校のブログ、そのうちの一つがSNS
・登録者は1000人オーバー
・こうてみっか、ECサイト、町内の特産品を販売、商品点数200、初年度100万円、2年目230万円ほどの売上
・実際にそれだけで運営が出来る訳じゃないけど、やっている意味は十分ある
・長崎県立大学の学生と共同で、こうてみっかのチラシを作成、今年はPR用のCMを作成
・岡山コミュニケーションサイト、スタコミ
・shoppy、フリーペーパー、情報誌
・Standard運営コンセプト、人と情報とモノの新しいコミュニティの創出、2006年8月に創業、ほぼ同時期にスタコミも公開
・2290人、10,000pv/day、男女比52:48、年齢層は30代がコア、岡山県南の都市部が3/4
・shoppy、岡山商店会連合会(地元スーパー、百貨店なども加盟)が発行する情報誌
・その情報誌のデザインを担当してる、で、スタコミとのコラボを提案。素晴らしい
・スタコミの関わり
・shoppyのモデルをスタコミユーザから募集、取材協力者はコミュニティからも募集、地域情報等を消費者視点で募集
・スタコミユーザが参加している
・情報誌のロケ、参加者が自腹で商店街で買い物、特殊な形のオフ会として捉えることが出来る
・shoppyの読者にスタコミをPR、shoppyの認知度アップ
・既存コミュニティ「みんなで食べに行こう」の管理人に協力依頼、管理人を中心として情報収集・取材などを実施してもらう、コミュニティ参加者の自主性を重んじる形で
・shoppy、5万部
・クライアント(商店街・商施設)、それを受注してshoppyを制作、スタコミは付加価値としてつけている
・スタコミを媒体・市場として成長させて独り立ちさせたい
・うーん、みんなクロスだねぇ、フリーペーパー、地域通貨、EC
・SNSを経由して何十人かは、新上五島町に来てもらえてるらしい
・ネットと紙のバランス模索しながら、そもそも地域によって違う、ただ、間違いなくネットだけでは無理、紙は必要
・オフ会に参加して、SNSのユーザと商品開発をしたり、ランチ情報を流すと反応がある(みかん)
・あくまで情報提供、グルメに関してはやはり反応がよい(スタコミ)
※ギリギリだよ
・湖中先生
・お金にならない価値、それを評価しよう
・地域アイデンティティをはぐくむ、地域に対する愛情
・目に見える形にする、それが地域通貨、メディアになると地域SNS
・評価指標が難しい
・楽しくやる、ココを損なうほどお金に走っちゃいけない、+経済発展
・地域にお金を回す、地域の中でお金を回す、それは生産者と消費者をつなげること、その距離を縮めること
・久保先生
・ひと・もの・かね、それぞれの情報、その間を取り持つモノ
・見えない価値が、価値を生み出す厳選
・お金を取らずに情報を流通させる
・地域SNSフォーラムでの結びつき
・運営者が儲けないと企画も立てられない
・事業として成り立つ事例を作りたい
・地域SNSも立ち上げるという時期から、ちゃんと運営を回すという時期に入りつつある、マネタイズが重要になってくる
投稿者 ymkx : 2009年3月 7日 | コメント (0) | トラックバック |
分科会1「地域SNSの多様な個性、地域性」~地元地域SNSからの報告~
コーディネーター
・和崎 宏(インフォミーム 代表取締役社長)
コメンテータ
・庄司 昌彦(GLOCOM)
報告者
・地域SNS「けいはんな」 藤田 忍(大阪市立大学 教授)、西村 一朗(平安女学院大学教授)
・宇治山城地域SNS「お茶っ人」 小林 美佐子(宇治大好きネット)、湯上 裕之
・大津地域SNS「おおつSNS」 早瀬 薫(大津市役所情報システム課)、仁志出 彰子(大津市役所 前SNS担当者)
・高島市地域SNS「高島きてねっと」 岸田 清一郎(高島市役所情報統計課)、仁賀 定夫(ユーザー代表)
・SNS運営者とSNS参加者
・そうか、牧さんと和崎さんが地域SNS間の連携を言い始めたのか
・連携というか交流
・半年毎開催、このままいくのか?
・ショージさん
・3分で分かる地域SNS
・全国で自発的な取り組みが出てきた
・結論から、地域SNSは色々
・自治体が運営するものもあれば、企業が運営するもの、NPOが
・目的も色々、行政、自治、地域のサークル活動、観光・特産、ビジネス
・機能面でも色々、メディア重視、人をつなぐこと重視、様々なエピソードがある
・地域SNS研究会で、それぞれの地域をつなぎたい
・京滋地方のSNSに発表
・けいはんな
・けいはんなは市じゃなく、複数の市の塊、けいはんな学研都市
・241人、コミュニティ48
・全くの任意団体
・サーバ(十数万円)、某スタッフの自宅
・OpenPNE
・けいはんな地域SNS研究会、入会金5000円、年会費2000円、でも、お金を出すだけ、、、メリットはない
・けいはんなのまちづくりを考える会、けいはんな市民雑学大学
・現状に満足。でも、それは重要、じっとり続けることだよホント
・オフ会17回実施、地域SNSで最も重要なのはオフ会
・地域ロボット体験と連携、歴史ウォーク、けいはんな市民雑学大学、音楽オフ、紙芝居ストーリーなどなど。もりだくさんやね
・おおつSNS
・市役所が管理
・NTT DoCoMoの実証実験
・2008年6月から本格運用
・登録者1180名
・OpenPNE??
・夢の共同プロジェクト、推進するためのツールとして利用
・しかし、今年度に入って、参加者・アクティブ率の伸び悩み
・行政からの情報発信が少ない
・来年度はぎょうせいがもう少し関わりたい
・子育て支援コミュニティ
・防犯防災など
・所属単位でコミュニティを作る
・大津を盛り上げてもらう
・高島きてねっと
・高島市、琵琶湖の北西、あああ、そんな場所が、森林70%、市町村合併でできた
・広い地域のつなぎ方として
・ブロードバンド整備されていなかった
・ICT化推進で街づくり支援
・ブロードバンド化、世帯カバー率97%まで向上
・一番だったけど、大津に抜かれたー
・民間のアイデア
・会員数313人、2007年11月15日開設
・色々課題が見えてきた
・開設目的がメンバーに浸透せず、会員数の伸び悩み、不適切課題の書き込み
・思わぬ伏兵?の出現、冬眠中
・京都山城地域SNS、お茶っ人
・顔の見えるネットワーク、人と人がつながり、地域を紡ぐ
・会員数1700名、コミュニティ315件、以降は1月のデータ、コミュニティ記事・コメント数2032件、日記掲載925件、日記コメント6256件、pv275000件
・男女比57:42、宇治市53%、京都府か20%
・平成18年11月開設
・運営主体、宇治大好きネットと宇治市
・宇治大好きネット、年内にはNPO
・総務省の地域SNS実証実験に参加
・IT技術を利用して地域コミュニティの輪を広げより良い街づくりに貢献することを目的
※行政がらみのものが中心だねー、でも、みんないがいと弛め、もっと受け入れられていい気がするんだけどなぁ
・お茶っ人、60人で運営、、、凄い規模だ
・いろんな運営手法がある
・個性的、地域の環境に合わせて
・どのようにユーザとして利用してもらうか
・けいはんな
・ここ1年の3大ニュース
・世界で初めて!!地域SNSでつくった「紙芝居、創作ストーリー☆数珠つなぎプロジェクト」 →創造活動
・けいはんな市民雑学大学開講 →
・1周年記念フェスタ開催
・おおつ
・やわらかいかんじ
・男女同じくらいの参加比率
・子育てコミュニティが活発
・おおつ写真集、携帯電話のカメラをつかって日記を書いてるユーザが多いので、携帯写真展。ああ、それやりたい
・約400点、各施設で展示
・地域活性化と唱えるより、まずは自分の街を見つめ直してみよう
・自分の街を好きになってもらう
・滋賀レイクスターズ、プロバスケットボールチーム、bjリーグ
・これを応援、もりあがる
・となりの晩ご飯、自分たちのご飯を紹介
・それを見たスーパーの人が、食材を揃えてみたり、、、そんな影響力があるのか?
・お茶っ人
・お茶っ人というよりは、関わってるNPOまちづくりねっと・うじの話やね
・情報発信事業部、人的資産育成事業部(京都府)、ICT支援事業部、マルチメディア事業部、その他の事業
・地域SNSと連携した活動
・源氏の里田んぼアート2008
・地元商店街イベント「彩りフェスタ」への参加
・ユビキタス実証実験事業にお茶っ人メンバーが多数参加
・高島きてねっと
・うるさいこと言ってる人、おもしろいなー
・地域SNSを導入した目的は? 行政は何をしたいの? 行政が使わない理由は? 市民は何を期待するの? 成功事例がなんでつくれないの?
・成功事例がないので、夢を語る
・新市 高島の特質、4年前に6町村が合併
・多様な人達の交流ツール、地の人達、Uターン、偶々高島に転入、高島が気に入って転入
・いろんな人達がいる
・そして、合併後初の市長選挙、僅かの差で現職ではなく新人が当選、、、真っ二つに割れてしまった
・高島を想う人達の"街づくりツール"としてBest Solutionの一つでは?
・行政と市民のフラットな関係での双方向型情報交換、地域SNSの活用、高島市総合ポータルサイトの設置、デジタル弱者対策 →管理・運営に市民グループを積極活用
・バーチャルな交流からリアルの成果を目指して
・市長も替わったし、再出発という感じで
・佐賀の時の地域SNS立ち枯れ発言、みんな怒ってたけど、、、
・ホントの所どうなんだろう? そういうことが聴けたんじゃないか
・ネットでは立場の違う人同士のすりあわせは難しい、でも、仲間を見つけるのは得意
・共通のキーワード
・人がつながっている、ほったらかしにしておくと人がつながらない、人をつないでおけばSNSが終わってしまったとしても何かにつながる、そこは見ることができた
・行政と住民の関わり方、もっとうまく生かしあっていく方向性を考えるべきでは
・行政は出来る限りユーザに任せるべき
・そして、人の入れ替わり、どんどん主役を作っていく
投稿者 ymkx : 2009年3月 7日 | コメント (0) | トラックバック |
第4回地域SNS全国フォーラム in 宇治【開会公演】
開会公演
兵庫県企画県民部長
牧 慎太郎
・ああ、第1回目の主催側の方なのね
・なんで兵庫なんだろうと思ったけど
・行政の立場で、5年近く地域SNSに関わってる
・総務省に所属していた
・2004年6月、e-Japan重点計画2004、情報収集のみならず意見や要望をうまく取り込むことが出来るように
・インターネット普及期、地域行政・地域社会などのありかたについて検討
・電子会議室、閑古鳥・荒らし・ルールの不在
・そこで地域SNS化
・mixiの普及
・2004年12月、ごろっとやっちろ誕生、熊本県八代市
・2005年5月、ICT住民参画研究会
・2005年12月、千代田区と長岡市で実証実験
・地域の人通しがつながるサイト
・2006年10月、ひょこむ誕生、県民交流広場SNSとして、実名登録制・完全紹介制・後見人制
・参加者が数百規模になると、運営側で本人確認が困難になり、荒れ始める
・ひょこむでは、後見人(招待人)が招待した人の本人確認をする
・2007年8月、地域SNS全国フォーラム
・mixiは匿名可能、二重・三重登録、深刻な事件の発生
・地域SNSの特徴はネット社会から出発しているわけではなく、地域社会から出来たもの
・地域SNSを活かしたコミュニティ活性化
・フェイスtoフェイスが信頼の基本、しかし時間と場所の制約がある
・ICT、時空を越えた情報共有
・そこで、リアルとICTの連携
・地域で実際に会える、自分たちの暮らす地域を大切に思う気持ち、人と人のつながりによる信頼関係
・行政が関わる、地域を変える、個人個人が地域に関わるきっかけを作る
・自治会、町内会のチカラが弱っている、都市化の問題
・地域SNSが限られたメンバーで固まってしまう、ある程度以上は盛り上がらない
・ネットコミュニティのクラスター、地域間交流、しかし匿名性が高く危険に満ちている
・地縁コミュニティ、共通の志、倫理観、問題意識などを持った人々の集まり
・ソーシャルキャピタルの醸成
・ひょこむ、登録者4800人、平均年齢43.6才、424,000pv/day、1726件書き込み/day
・予算額19年度3,500千円、20年度5,500千円、21年度7,000千円
・情報コミュニティづくりの推進、地域作り活動の促進、県政への活用、新しい機能の実証
・地理情報との連携、日産自動車とカーナビ連携
・ひょこむでも風俗スパムがあった、実際の人物を突き止めた
・後見人に本人に言ってもらった、っていうか、それ辞めてもらうで済ませちゃもったいないなぁ